ニュージーランドへの直行便を運行しているニュージーランド航空の航空券をオンラインで検索、予約する手順を勝手ながら非公式に公開してみました。特に複数都市を周遊してNZ旅行を考える際に個人でこの国際線チケットとNZ国内線チケットを併せて予約するのがなかなか分かりにくくて多くの人は電話で問い合わせる状況か、オークランドなどの単純往復だけにとどまることが多いと思われたのでここに参考程度に紹介してみます。
まず、ニュージーランド航空の日本サイト表紙画面からは簡単に日本とオークランドやクライストチャーチまでの単純往復のチケットの検索、予約はできると思います。日本の最寄りの出発地となる都市、往復したいNZ国内の都市、そして予定している出発日とNZから帰路につく予定日、それと人数を入力するだけで最も安くて、席がその時点で空きがあって、国内線で乗り継ぎが必要な場合はその乗継便まで含めた往復の航空券をその画面は表示してくれます。
しかし、ニュージーランドに観光旅行でやってくる人の多くはオークランドだけではなくてクライストチャーチもクイーンズタウンもロトルアも、そして飛行機では行けないマウントクックやミルフォードサウンドにも行ってみる旅程を考えるでしょう。このような複数のNZ国内の観光地を周遊する旅行行程を組むこともこのサイトからオンライン予約が可能なのですが、これがなかなか画面表示の説明だけでは分かりにくいのが現実ではないでしょうか?そこで以下に多くの旅行会社のパッケージツアーでも組まれているNZ国内の人気観光地を周遊するパターンを4つ取り上げて、それに沿うNZへの国際線チケットとNZ国内線の航空券予約まで至る手順を紹介します。
その4つの複数観光都市周遊パターンを紹介する前にNZ航空を利用してニュージーランドにやってくるときの基本的フライト事情、航空券予約事情をお知らせしておきます。この基本事項が複数都市を周遊するときの航空券予約にも関連して行きます。
1).日本からNZへとやって来る往路の便は夜行便です。日本出発して翌日の午前中にオークランドもしくはクライストチャーチに到着します。
2).NZから日本へと帰路につく場合、日本へのNZ航空便はオークランドからだけ出発します。しかも現段階(14’3月~11月15日まで)のスケジュールではam8.15又はam8.30発です。だから一般的には日本へと帰る前日にはオークランドで一泊するのが普通。
3).NZ航空の日本サイトからでもNZ国内線だけの検索、予約ができます。
これらを踏まえつつNZ国内の複数観光地を周遊する行程を考えられたらいいと思います。
それでは4つの人気周遊パターンは
A.日本出発後、まず国際線から国内線に乗り継ぎクイーンズタウンまで飛行機でやってきた後、ミルフォードサウンドやマウントクックなどの観光地へと地上移動で訪れ、クライストチャーチ経由で国内線飛行機でオークランドまで移動してから日本へと帰路に就く。
B.日本出発後クライストチャーチで飛行機を降り、地上移動でテカポやマウントクックを訪れながらクイーンズタウンに宿泊。ミルフォードサウンド観光などした後クイーンズタウン空港からNZ国内線でオークランドまで移動、その後日本への帰路に就く。
C.ロトルアも訪れるパターン、その1
日本出発してオークランド到着後地上移動でロトルアへと向かう。ロトルア空港から国内線にてクイーンズタウンへと移動。ミルフォードサウンドやマウントクックを観光しながら地上移動にてクライストチャーチまでやってきてから国内線飛行機でオークランド経由で日本へと帰路に就く。
D.ロトルアも訪れるパターン、その2
日本出発後まずクライストチャーチに降り立つ。そして地上移動しながらテカポやマウントクック経由でクイーンズタウンへとやって来ます。そしてミルフォードサウンド観光などの後クイーンズタウン空港から国内線を利用してロトルアへと移動。その後地上移動でオークランドに宿泊後日本への国際線に乗り帰路に就く。
これらの周遊パターンの国内線を含めた航空券の予約をしたい場合にまず最初にこの複数都市周遊の予約が可能な画面に移行しなければなりません。ここで多くの人は気づかないと思われるNZ航空表紙画面の航空券予約ガジェットの右下に小さく青色文字で”複数都市の周遊はこちら”と表示されています。ここを何よりもまずクリックします。
すると以下の画面になり、この画面から上記の4つの人気周遊パターンの航空券も検索&予約を行っていきます。
Aパターンの場合(日本出発後、まず国際線から国内線に乗り継ぎクイーンズタウンまで飛行機でやってきた後、ミルフォードサウンドやマウントクックなどの観光地へと地上移動で訪れ、クライストチャーチ経由で国内線飛行機でオークランドまで移動してから日本へと帰路に就く。)
まずは出発地は日本の最寄りの都市、そして目的地はクイーンズタウンとして”次へ”をクリックして場面を展開させ、以下の図のようになるように1.クライストチャーチとオークランドを途中降機地として半円下部の曲線上をクリックして追加。2.クイーンズタウンからクライストチャーチ間は地上移動(曲線をクリックして破線直線に変えます)とします。3.図の下に日本出発日を含めたそれぞれの観光地の飛行機に乗る日付を予定する日程に合わせて入力+人数入力。するとそれぞれの航空券の予約状況、料金が表示されることになります。
この上記のAパターンが最も一般的で最終日前日にオークランドでストップオーバー(24時間以内の国際線への乗り継ぎ;1泊のみ)もしくは1泊以上したい人向けのパターンとなりますが、実はオークランドに泊まらないでクライストチャーチで前泊後国内線でオークランドに飛んだ後、オークランドで国際線に乗り継ぐ旅程を立てることも可能です。ただしオークランドから日本へと出発する国際線のNZ99便に間に合うためにはクライストチャーチ出発便が早朝am5:40となります。これを考えるとあまりこのパターンはお勧めではありません。オークランドまで行って1泊するほうが良いのではないでしょうか?
このAパターンのオークランドに泊まらない行程を組みたい場合の複数都市周遊予約画面は以下の図のように途中降機地をクライストチャーチだけにしてクイーンズタウンからクライストチャーチまでは地上移動にします。するとクライストチャーチから日本への直接同日に乗り継いで帰路につくことができる国内線と国際線の便が検索できることになります。
Bパターンの場合。(日本出発後クライストチャーチで飛行機を降り、地上移動でテカポやマウントクックを訪れながらクイーンズタウンに宿泊。ミルフォードサウンド観光などした後クイーンズタウン空港からNZ国内線でオークランドまで移動、その後日本への帰路に就く。)
このパターンはAパターンのNZ南島をクライストチャーチから南下してオークランドに戻るパターンですが、このパターンでは目的地がクライストチャーチになります。そしてこのパターンでもオークランドでストップオーバーするだけか?2泊以上するか?によって航空券検索手順が違ってきます。まずはクイーンズタウン空港から国内線でオークランドまで移動して1泊後(=24時間以内の乗り継ぎ;ストップオーバー)日本へと帰路に就く行程にしたい場合は以下の図のような操作になります。
そしてオークランドで2泊以上する場合は途中降機地としてクイーンズタウンとオークランドを曲線下部をクリックして追加することになります。
Cパータンの場合。(日本出発してオークランド到着後地上移動でロトルアへと向かう。ロトルア空港から国内線にてクイーンズタウンへと移動。ミルフォードサウンドやマウントクックを観光しながら地上移動にてクライストチャーチまでやってきてから国内線飛行機でオークランド経由で日本へと帰路に就く。)
このNZの北島と南島もまとめて周遊したい場合にはちょっと検索手順が難しくなります。けれど一度わかれば応用も効くと思いますが、このCパターンではオークランドまでの単純往復の航空券とNZ国内の片道航空券を複数枚(ここではロトルアからクイーンズタウンとクライストチャーチからオークランドまでの2枚の国内線航空券)別々に予約することになります。
国際線のオークランド単純往復だけなら表紙画面のガジェットで簡単に検索&予約が可能だと思いますが、NZ国内の複数都市を周遊するときにまとめて複数路線の予約をすることも可能です。ただしその画面を見つけることが難しいかもしれません。
複数都市周遊の予約画面の中に英語表示だけで太文字でDomestic Bookingと記載されていてその後半部分にStart a domestic mulitistop booking here と記載されています。ここをクリックして以下の図のような画面に入って行きます。
このCパターンではオークランドからロトルアまで地上移動、また南島もクイーンズタウンからクライストチャーチに至るまではミルフォードサウンドやマウントクックなどを地上移動しながら観光することになるので、オークランドまでの国際線単純往復チケットとこの画面でNZ国内線を利用する2本の飛行機を予約すればいいことになります。このパターンではロトルアからクイーンズタウンまでの航空券とクライストチャーチからオークランドまでの航空券の2枚の検索&予約することになります。
Dパターンの場合。(日本出発後まずクライストチャーチに降り立つ。そして地上移動しながらテカポやマウントクック経由でクイーンズタウンへとやって来ます。そしてミルフォードサウンド観光などの後クイーンズタウン空港から国内線を利用してロトルアへと移動。その後地上移動でオークランドに宿泊後日本への国際線に乗り帰路に就く。)
このパターンはCパターンとは逆コースでまず南島を訪れた後ロトルアに飛んで、オークランドから帰路に就く行程です。この行程の必要航空券検索&予約はCパターンとはまた違って1.国際線も含めた複数都市周遊の予約+2.NZ国内線(クイーンズタウンからロトルア)片道航空券だけ追加となります。
まず複数都市周遊の予約画面で出発地;日本の都市、目的地はクライストチャーチにします。そして途中降機地をオークランドとしてこのクライストチャーチからオークランドまでは地上移動とします。このクライストチャーチからオークランドまでを地上移動するのがこのパターンの航空券を検索&予約する際のミソになります。これにクイーンズタウンからロトルアまでの片道チケットを加えるわけですが、この片道NZ国内線チケットはNZ航空日本サイト表紙の航空券予約ガジェットから行います。
以上、長い内容になりましたが、クイーンズタウンを拠点に送迎サービスなどを提供しているNZブリーズのサイトのクイーンズタウン空港の活用方法ぺージに同じ内容を公開していますので、そちらも参考にしてください。