クイーンズタウン周辺は3月に入って秋の暦になった途端に夏が戻ってきたような残暑の日が続いています。おかげで観光やトレッキングにはとても気持ちのいい日中を過ごすことができています。また快晴の元、どこに行っても素敵な景観を楽しめる日々が続いてもいるのですが、そんな快晴の3月21日にクイーンズタウンからグレノーキーへとドライブとお気軽ハイキングを兼ねて行ってきました。
グレノーキーへ日本からのツアー客はまずはやってこないところですが、欧米からのレンタカーでNZ周遊している人たちはNZの中でも訪れるべき景勝地と知られるところです。クイーンズタウンからグレノーキーへのそのワカティプ湖沿いの道のりはNZの中でも最も美しいシーニック道路と知られていて、グレノーキーに到着してからもロード・オブ・ザ・リング、ホビットの冒険などの映画に出てくる壮大な景観のもと自分で運転しながらパラダイスやキンロック、そしてルートバーンなどの人里離れた景勝地へと赴くことができます。
このグレノーキーはルートバーントラックを代表としてマウント・アスパイアリング国立公園の中の人気のトレッキングコースへと入り口、また出口の村とも知られていますが、このグレノーキーに滞在しながら一日ハイキングを楽しむこともできます。そんな一日ハイキングやマス釣り、そしてロード・オブ・ザ・リングスの景観に囲まれたところで滞在を楽しむのにキャンピングカーでキャンプ場での滞在をお勧めします。
ここ数年この公営のキャンプ場(=国の機関のDOCが管理するキャンプ場)の整備がさらに進んで、グレノーキー周辺のキャンプ場もより快適に滞在しやすくなっています。どこも新しい、きれいなトイレが設置されたり、キャンピングカーを停めたりテントを張りやすいような場所に整地されていたりします。
グレノーキーは秋も冬もその周りの景観はとてもきれいになるところですが、観光客は減ってとても静かな村になります。けれどNZらしい牧場風景を楽しんだり、湖畔での散策や原生林の中でのハイキングを楽しむのには年中訪れてもいいところです。村の中にはカフェが3件あるだけでスーパーマーケットもない村なので、クイーンズタウンのスーパーマーケットで買いだしてから1時間ほどのドライブで到着できるグレノーキーへとレンタルキャンピングカーで訪れてみてください。
(3月20日から4日間のワカティプ湖は風もなくとても素敵な姿が見られました。特にワカティプ湖の北の端になるグレノーキーに近づくにつれその湖の水の色が1月から続くミルキーブルーの状態でとてもきれいです。こんな風景がクイーンズタウンからグレノーキーまでずーっと続く道のりを行き帰りともシーニックドライブが楽しめます。)
(3月21日のグレノーキーの波止場からの景観。この景色の元、読書にいそしむ(スマホや携帯ではありません)カップルが桟橋にいました。こんな旅行の仕方がとても素敵です。日本人にはできないことですね。)
(グレノーキーの対岸にあるけど車で26km走ることになるキンロックの公営キャンプ場。ワカティプ湖畔にあります。この湖畔でマス釣りも楽しめます。キャンプ場の使用費用はNZ$6/一人・大人になります。)
(キンロックロッジ&カフェ。キャンプ場はこのロッジのすぐ正面。結構人気の宿泊場所でもあります。キャンプ場で泊まりまながらもカフェの利用(朝、昼、夕食)、釣竿やカヌーの貸出サービスなどは利用はできます。)
(レイク・シルバンキャンプ場。有名なルートバーントラックの入口少し手前、国立公園の中、きれいなルートーバーンの川の傍にあります。水はその川から取ることとパンフレットなどには載ってますが、昨年整備拡張されて数か所に水道の蛇口があります。まだ整備仕立てといった感じがそこかしこに見られますが、とても快適に過ごせるキャンプ場です。)
(レイクシルバンキャンプ場に泊まりながらも、1-2時間ほどのハイキングが楽しめます。また近くのルートバーントラックの一日ハイキングも楽しめるところです。このレイク・シルバン・トラックはブナの原生林の森の中を歩けるのですが、長い年月掛けて若い低木は淘汰され、それぞれの太いブナの木との間隔が広くて視界も通るこの鬱蒼たる苔むしたブナの森はとても気持ちが良い。ほぼ平坦なこのトラックを歩いていても楽しくなりますよ。)
(3月21日グレノーキーの桟橋からのキラキラパノラマ)