2013年9月21日土曜日

春のミルフォードサウンドはリスクありでも見どころ満載

 春のミルフォードサウンドは見どころ満載のところです。ちょっと天候が崩れるとまだまだ雪崩の可能性もあって、道路閉鎖もありえるのですが、周りの景色はまだまだ雪を頂いた山肌が見られてとてもきれいです。またミルフォードサウンドには珍しいペンギンも姿を現してくれるようになります。

 9月の10日にミルフォードサウンドまでの道は大きな雪崩があって5日間その道路は通行止めとなり、一般車両の通行は出来なくなりました。今年は暖冬だったのでこの雪崩れによる道路閉鎖は今年2回目だったのですが、このようなことは10月ぐらいまでは例年だったら続くことになります。しかしその雪崩の撤去作業が終えた道のりを走ると雪崩の起こった跡などの自然の破壊力のすごさをまざまざと見せ付けられながらミルフォードサウンドへと向かうことができるのでそれだけでもこの時期に来た価値があります。

 またミルフォードサウンドの遊覧クルーズではそこを住処にしているオットセイやイルカの見れる確率が増えます。春はこれらの海洋動物の出産の時期でもあります。家族連れで大型遊覧船の通り過ぎた引き波で遊ぶ家族連れのイルカに遭遇できるかもしれません。またこの11月下旬ぐらいまでには出産と子育ての為だけにこのミルフォードサウンドの入り江の中に戻ってくる珍しいペンギンの姿も見れるかもしれない時期になります。


(9月17日ミルフォードサウンドまでの道のりでの見どころスポット①エグリントンバレー;ここでは是非車から降りて周りを見晴らしてみてください。周りの山肌の遠近感がなくなるでしょう。カメラのフレーム内ではその壮大さは分からないと思います。) 

(ミルフォードサウンドまでの見どころスポット②ミラーレイク;この時期はまだ観光バスも少ないのでゆっくりと遊歩道を歩きながら鏡の湖の姿とブナの森の中でさえずる小鳥達の声を楽しむことが出来ます。)


(ミルフォードサウンドまでのみどころスポット③モンキークリーク;ここにいたる途中にも自然災害の傷跡が道の両側に出てきますが、この場所は安全地帯なので車が停められます。9月17日にはまだ残雪が結構ありました。けど周りの山肌を是非見上げて、そして見回して見てください。ここを離れるとこの後は当分車を停めて山肌を見回せるところが無くなる駐停車禁止地区が続くことになり車窓からの見学になります。)


(9月15日から雪崩れの撤去作業を終えて通れるようになったホーマートンネルに入っていく手前に設置されている信号での信号待ちをしている間に運転席から撮影した写真。この車の直ぐ横には雪崩でひしゃげてしまっている道路標識などがまだ残っているのですが、安全地帯ということらしく信号があります。この先、ホーマトンネルに入るまでの区間はいつ何時岩肌の上から雪崩が落ちてくるか分からない為車は停められない。)


(9月17日のミルフォードサウンドは快晴。マイターピークの頂にはまだかなり雪が残っていてきれいな姿が見れました。この日の遊覧クルーズではイルカが泳いでいるところをほんの一瞬、そして”ペンギンが泳いでいます”とアナウンスを聞いてそちらのほうを見たけどにすでに海面下に入って見られなかったということです。)
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