日本から直行便で海外に行く場合、多くの人は頭の中に世界地図を思い浮かべてアメリカの西海岸が結構近くて、ヨーロッパは世界地図の左端にあってとても遠く、日本から下に降りていくだけのニュージーランドは近そうだけど、オーストラリアよりはヤッパリ遠いものだろうなというぐらいのことを考えるのではないでしょうか?けれど実際ニュージーランド航空などの直行便でやって来ると片道11時間ぐらい乗ることになってやはり遠いものだと実感される人が多いと思います。
最近日本のトリップアドバイザーがプロデュースしているインフォグラフィックスにはまっていて、その中のノンストップ直行便が就航する都市を見て改めてニュージーランドと日本との距離を実感しました。この情報によると日本からオークランドまでは5490マイル、これはアメリカの西海岸のロスアンゼルス(5440マイル)、サンフランシスコ(5110マイル)より少しだけ遠くて、ヨーロッパのロンドン(5960マイル)、パリ(5980マイル)よりは近いことが分かります。
私はニュージーランドはもう少し西海岸よりは近くて、ヨーロッパはもっと遠いものだと思っていましたが、丸い地球を飛行機で飛ぶと言うことは意外と西海岸もヨーロッパも近いように思えます。しかし実際は時差があるヨーロッパ、西海岸に行くより時差が3時間のニュージーランドの方がかなり楽だと思います。特に日付変更線を越える国際線飛行機の長距離移動の旅は体が慣れるのに前後一日は必ずかかって旅行の楽しみが減ってしまう気がよくしてました。
これから季節の良い、ちょっと遠目の海外旅行を計画しようと考えている人で、ヨーロッパに行こうか、北米に行こうか、それともニュージーランド、オーストラリアに行こうか悩むときはこの時差や国際線の飛行機に乗っている時間なども考慮されるのも良いでしょう。
(クイーンズタウンのスカイライン展望台にある標識では東京まで9426km、クイーンズタウンとオークランドまでは1073kmとなっていて、日本とクイーンズタウン間には直行便が飛んでいませんが、オークランド/クイーンズタウン間は1時間50分で直行便がたくさん飛んでます。)
(クイーンズタウン飛行場にある標識では東京まで9057km。これによるとクイーンズタウンから香港(9217km)やタイのバンコック(9614km)のほうが遠いことが分かります。これも意外な思いがします。)
(ニュージーランド南島最南端の村;ブラフにある標識では東京まで9567kmとなっていて、ここまでが大体東京/ヨーロッパ間の距離になるでしょう。まだアメリカの東海岸より近いことになります。ちなみにこのブラフがある都市のインバカーギルは熊谷市と姉妹提携されているためこの標識にも出てきますが、東京を指す方角と熊谷を指す方角が微妙にずれているのが気になりませんか?)