クライストチャーチの地震は今後も断続的に起こるそうです。昨年の2月以降崩壊状態のクライストチャーチの市街中心地はいまだ立ち入り禁止地区となっていますが、町に建物が建ち復興がされても今後30年は震度2-3という弱震が断続的に、震度5以上の強い地震もたまには起こる可能性があるということで日本の関東地方のような場所になって行きそうです。
年末年始にかけてクライストチャーチはしばらく音沙汰の無かった強い地震が連日起こっています。私もその強い地震が起こったときにたまたまクライストチャーチ市内にいましたが、今後もこういう強い地震が断続的に起こるところというのは日本人と違ってニュージーランドの人にとっては住みづらい町になっていくように思えます。
年末のクリスマス前12月23日にマグニチュード6の地震を最大に1月1日早朝にはM5.5、そして1月6日にもM5.0の地震があり、体に感じる小さい地震を含めると何百回と連日のように余震が続いているクライストチャーチですが、建物の崩壊や人身事故にまで到っていないけど液状化現象がまたもや各地で起こり、停電や断水も出ています。
クライストチャーチの中心地の立ち入り禁止地区以外のところではすでに一般市民の生活は通常の営みが行われるようになっていますが、観光的な視点から見ると今後3-4年はこの町に観光客は戻って来れない気がします。現段階ではとりあえず大型ホテルなどが一切無く、レストランも町の中心地には無く、この町に観光客として滞在するのはとても困難な状況がしばらく続きそうです。
(クライストチャーチの市街中心地のモールに貨物コンテナーを使った臨時店舗街が出来上がっています。また百貨店バレンタインも店内を修復して見事全館内再開オープンがされています。但し町の中心地でお店が開いているのはこのモールだけといった感じで、少し南にいったSouthCityショッピングセンターも再開されていますが、人出は少ない。)
(大型ホテルはどんどん取り壊し作業が進められています。このクラウンプラザも取り壊される運命。このホテルの正面にあったコプソーンダーハムはすでに取り壊されています。また傾いたままだったグランドチャンセラーホテルもこの1月2日にはそのビルは見ることが出来ず取り壊されたと思われます。)
(クライストチャーチの目抜き通りの一つコロンボストリートを北側、立ち入り禁止バリケードから大聖堂の方向に向けて望んだ写真。)
(今どうしてもクライストチャ-チに宿泊するならレストランのあるホテルが絶対お勧めです。町の中心に近く、ハグレー公園脇にある高級ホテルジョージは通常通り営業されています。この建物の直ぐ横に日本領事館事務所が建てられています。)
(クライストチャーチでお勧めのホテルとしてはこのシャトー・オン・ザ・パークが立地的にも、料金的にも、レストランなどの施設的にも現段階ではベストのホテルでしょう。けれど昨年から非常に込み合っているので予約が難しいホテルです。)
(バックパッカーやユースホステルもほとんど営業していないクライストチャーチにおいて今、安宿といえばこのYMCAだけになるでしょう。一応館内にはレストランもあります。)
(もしクライストチャーチに滞在することになってレストランを町中心で探すことになったらコロンボストリートの南側に2-3件のレストラン、そしてクライストチャーチカジノ内のレストランぐらいしか食事を取る場所が無いことを覚悟しておきましょう。そんな数少ない営業しているレストランで以前から高級レストランで知られたティファニー(95 Oxford Terrace)は営業を再開しています。)