2012年1月6日金曜日

ラニーニャでマウントクック、ミルフォードサウンドは干ばつ傾向

2012年の夏はラニーニャの影響でニュージーランド南島は干ばつ状態が続きそうです。おかげでいつもなら雨の多いマウントクックやミルフォードサウンドは快晴の日が多く観光客には喜ばれる状態が続きそうです。

12月のニュージーランドは北島や南島の北の端などでは大雨が続き、南島のダニーデンでは記録的な少雨となりました。これはラニーニャの影響らしいですが、この北島が雨、南島は乾燥した天気の傾向は今年3月ぐらいまで続きそうだということ。今年の夏にニュージーランド旅行を計画している人は南島だけを旅行したほうが良い見たいですよ。

マウントクックやミルフォードサウンドは世界的にも雨の多いところで知られる地域なのですが、今シーズンは快晴、又は雨の降らない日が続いていて観光客に”この辺りは年間200日ぐらいが雨の日ですよ。”とか”雲が出来やすい場所なのでマウントクックの姿を拝める日は3-4割の確率です。”などとガイドしていても誰も信じてくれない状態が続いています。

ミルフォードサウンドを含めたフィヨルドランド国立公園の原生林も例年より雨が少ない為とても乾いた状態が続いていて、いつもは緑豊かな苔やシダもからからに干からびた状態になっています。またマウントクック周辺にあるきれいな湖;テカポやプカキ湖の水位もかなり下がった状態に見られます。

日本からの観光客が昨年から激減したマウントクックやミルフォードサウンドに今年の夏にやってくる人はいつもより晴れているフィヨルド地形の山々の姿が見れるラッキーな人になりそうです。

(12月24日 マウントクックのガバナーブッシュハイキングトラックからマウントクックを望む)

(12月26日AM9:00 マウントクックのフッカーバレートラックなどへの遊歩道入り口)

(2012年1月1日 新年明けて快晴に恵まれたマウントクックとプカキ湖。12月31日も快晴だったけど12月30日はこの山の2/3は雲で隠れて見られない状態でした。)

(1月2日 プカキ湖の南の端国道8号線上にあるLookOutからマウントクックを望む。プカキ湖の北の端に少し雲が掛かっているマウントクックが分かりますか?これだけ見られれば最上の日です。普段は山の上のほうが雲で隠れています。)

(1月3日PM19:00 薄い雲が上空を覆いつくす日になったけどマウントクックは頂上まで見られました。19:00になってもまだまだ明るいのでこれぐらいの時間にハイキングから戻ってくる人も多い時期です。)

(1月5日AM9:15 今日も快晴になりそうなマウントクック。こんな日にハイキングに向かうときは十分の水と日焼け止め、そしてサングラスが必需品です。)


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