2013年10月10日木曜日

10月のミルフォードサウンド観光

 ニュージーランド観光の目玉として知られるミルフォードサウンドへはクイーンズタウンから一日かけて出かけていくことになるのが大半ですが、一年の中で10月も見どころがたくさんあるけどまだ観光シーズン前ということで、大自然を落ち着いた雰囲気の中で満喫できるいい時期でもあると思います。

 先日の10月8日にクイーンズタウンから出発してミルフォードサウンド一日観光へと出向いてきました。この時期はまだ本格的な観光シーズン前ということで、大型観光バスの数も少なく、キャンピングカーの数も少なく道中はスムーズに快適に飛ばしていけます。まずミルフォードサウンドへの道のりは行き帰りとも同じ道を往復することになるのですが、牧場の中の道のりは一年の中でも一番華やいだ感じがするいい時期がこの10月です。特に今年は暖冬だったためかクイーンズタウンからテアナウまでの間の牧場ではものすごい数の子羊の姿が見られます。ニュージーランドの中でもこの10月はこの区間が一番子羊もかわいらしい姿で見られるところであるでしょう。

 そしてミルフォードサウンドへの道のりではまだその頂き付近に雪がかなり残る姿がこれまた壮大に見え、素晴らしい。麓の谷底にはそろそろ高原植物の花がちらほら見え始める時期でもあります。原生林の森の中ではシダの新しい葉(フロント)が見られる時期でもあり、森の中の住人の小鳥たちも卵が羽化する時期を迎え、森の中を忙しく飛び交う姿に出会える時期でもあります。

 そしてミルフォードサウンドの遊覧クルーズも春を迎えて海外からの観光客も増えていく時期ですが、まだまだ10月までぐらいは最盛期の騒々しさはありません。そしてミルフォードサウンドの入り江の中でも出産シーズンを向け、フィヨルドランド・クレステッド・ペンギンを見ることができる月にもなります。


(10月8日ミルフォードサウンドへ道のりで観光スポットの一つミラーレイク。最近お客さんに教えてもらったミラーレイクの撮り方。スマフォのパノラマを縦に使えばこのようにミラーレイクの様子も湖面に映る山肌と遠景の山肌を一枚のフレームに収められることができます。普通のカメラのレンズでは上か下かどちらか一方の山肌が途中で途切れてしまうでしょう。)


(ここもミルフォードサウンドへの道のり途中のカメラスポットの一つ;モンキークリークという小川の流れる場所。周りの山肌にはまだまだ雪崩れてきそうな雪が一杯残っています。この後のホーマートンネルあたりは9月に起こった大きな雪崩の跡がまだまだすごい状態で残っています。もちろんそのあたりは車は停められません。)


(このモンキークリークの小川近くではこの10月上旬にすでにマウントクックリリーが咲いているのを見つけました。ここからホーマートンネル付近までの山肌麓では12月中旬ぐらいまでマウントクックリリーのお花畑として楽しめる場所にもなります。)


(10月8日の13時出向、リアルジャーニー社によるミルフォードサウンドシーニッククルーズでの船上の様子。日本人の姿はまだほとんど見られませんが、すでにアジアからのお客さんでいっぱいの遊覧クルーズです。この日のグループは中国、香港、台湾、韓国、アメリカでした。日本人の姿は約10名ぐらい、それでもこの時間の遊覧クルーズには日本語のアナウンスが入ります。)


(10月8日に乗船したシーニッククルーズでは期待していたフィヨルドランドクレステッドペンギンは見ることできませんでしたが、ネイチャークルーズに乗った人は見ることができたそうです。けれどこの地に初めて訪れる人たちにはこのお昼寝をしているオットセイだけでも見れて大満足です。)


(そしてこのミルフォードサウンドでの遊覧クルーズではどの船に乗っても必ずハイライトになるのがこの大きな滝のすぐ真下へと船の舳を近づけていくときになるでしょう。お見逃しなくずぶぬれになってみてください。とてもきれいな水の天然シャワーになります。)


(10月8日のミルフォードサウンドでの遊覧クルーズでは快晴に恵まれマイターピークもすっきりと頂上までみられました。)

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