2013年3月23日土曜日

今日の一日トレッキング;ルートバーンフォールス

 3月はニュージーランドは秋。秋はやはりアウトドアーには最適な季節。クイーンズタウンでは毎週様々なアウトドアイベントが行われるようになっています。そんな秋の一日にルートバーンフォールスまで一日トレッキングに出かけました。

 本来は2泊山小屋に泊まりながら36kmの山道を歩き抜くルートバーントラックですが、一日でも素敵な景観のもとトレッキングが楽しめる道のりです。クイーンズタウンから出かけるとしたらルートバーンフラットまで、テアナウに泊まっているならキーサミットまでのハイキングが一日で往復するのに一般的な目的地となりますが、3月22日にはクイーンズタウンを出発してルートバーンフォールスまで一日で往復してきました。

 ルートバーントラックを2泊3日かけて歩く場合、クイーンズタウン側から歩き始めると初日に、そしてディバイド側から歩き始めると2日目に泊まる山小屋がある場所がルートバーンフォールスRouteBurnFallsという素敵な滝と氷河に削られた渓谷を見下ろせるとても素晴らしいロケーションのところです。ここまでちょっとがんばれば一日でも往復することが出来ます。

 クイーンズタウンからレンタカーなどで朝出発した後ルートバーントラックの入り口であるルートバーンシェルターまで行き、そこから歩き始めておよそ片道9kmの山道。片道は登りになりますが、それほど急な山道は出てきません。標高差は430mほど、体力のある人なら5-6時間ほどで往復して来れます。のんびり歩いても一日ハイキングの場合は重たい荷物も担いでいないと思うので6-7時間ぐらいでルートバーンシェルターまで戻ってこれるのでクイーンズタウンには夕方暗くなるまでには十分戻ってこれるでしょう。レンタカーなどでニュージーランドを周遊している欧米の旅行者などは一日トレッキングでこの行程を良く歩いています。

 クイーンズタウンに滞在されて、一日終日フリータイムが出来て、レンタカーなどで出かけるところを探している人はこのルートバーンシェルターまで一日トレッキングに挑戦されることをお勧めします。

 
(ルートバーンシェルターという非難小屋がある場所が出発点。ここまでクイーンズタウンから車でおよそ1時間半ぐらい。そして目的地のルートバーンフォールスまでは歩いていくのですが、2.5時間~4時間とこの看板には書かれています。)


(出発してから7kmほどで差し掛かるルートバンフォールスへの分岐点。ここを真っ直ぐ5分ほど歩けばルートバーンフラット山小屋があり、一日ハイキングではここまで往復するのが多い。けれどここから1時間ぐらい山道をがんばって登っていけばルートバーンフォールスにいけます。この日はそこまでトレイルランをしている人に追い越されました。結構この道を走っている地元の人がいるのです。)


(出発地点の標高が480mほど、分岐点のルートバーンフラットが標高700mぐらいでそこまでの7kmほどは緩やかに登ってきますが、残り2kmほどを一気に200mほど登ります。森の中の山道を登っていくといきなり視界が広がる1994年に起こった地滑りの跡の場所に出ます。ここからの眺めがまた素晴らしい。ルートバーンの渓谷と2000m級の万年雪を頂いた山並みを見晴らせます。ここまで登ってきたらルートバーン・フォールス・ハットまでは緩やかに10分ほど登るだけです。)


(ルートバーン・フォールスの呼び名はこの素晴らしい滝が山小屋の裏手にあるからです。標高1000mほどの山肌に更に上にあるレイクハリスから流れる素敵な滝の流れがいくつも見られて、それだけでも素晴らしいロケーションになります。暑い日はこの滝つぼにつかることも出来ます。)


(ルートバーンフォールスにはルートバーントラックを個人ウォークで歩く人用のDOCが管理する山小屋とUltimateHikesが主催するガイドウォークのロッジがあります。両方ともとても素晴らしいロケーションにあってデッキからルートバーンの渓谷を見晴らせます。この景色はミルフォードトラックの山小屋では味わえない景観になります。)


(ルートバーン・フォールスの山小屋からの景観パノラマ)
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