2013年1月11日金曜日

クライストチャーチ復興状況13'1月9日現在

 クライストチャーチの地震後の復興状況はゆっくりと進行中です。今だ町の中心の立ち入り禁止区域であるRedZoneは余り狭まれることなく昨年から様変わりがなさそうに思えますが、その中ではどんどん倒壊の可能性が高いと判断されたビルの取り壊し作業が進行中で、今ではそこにどのビルがあったかなどはまったく思い出せないほどになっています。

 このようなRedZoneがまだまだ設けられていて、まともな建物や見どころ、ショップやレストランなども無い状況にもかかわらずクライストチャーチ人気は残っていて、この地震の後の状況を知らなかったような観光客がこの観光シーズンには結構町の中を散策、崩壊した町の跡を写真で撮る姿が見られます。

 クライストチャーチの町の中心を南北に、又は東西に車で通り抜けることは今だほとんど出来ない状況ですが、東西に一本だけ、しかも東から西側への一方通行でGloucesterStreetが通行可能になっていますが、歩いてならこのストリートは西からでも通り抜けます。またこの通りを歩いて入っていくと目抜き通りだったColomboStreetの交差点まで行けてそこから少しだけ大聖堂のあるスクエアーCathedralSquareに入っていけ、崩壊した後の大聖堂を間近に見ることが出来ます。また西側からだけ、そして徒歩ならビクトリア・スクエアにも入っていくことも出来るようになっています。この町のRedZoneの地図は復興機関=CanterburyEarthquakeRecoveryAuthorityのサイト(http://cera.govt.nz/cbd-red-zone/red-zone-cordon-map)でアップデイトしたものが見ることが出来ます。

 このようにまだまだ町としての機能が復活するまでには4-5年の期間ぐらいが必要だと思われますが、この状況でも旅行者は結構やって来るようです。わずかに宿泊場所も再建されたり、改装されて復活しているものも出始めています。またこの町に今やって来るとレストランを見つけるのも一苦労すると思うのですが、特に夕食が取れるレストランなどは町の中にはほとんどありません。けれどわずかにこれも場所を移転させて営業を再開し始めているのも出てきています。

 ここに以前日本人旅行者には人気のあった、ガイドブックに載っていたクライストチャーチ市内のレストランの今の状況をリストアップしてみます。

 地震後も同じ場所で営業を再開しているレストラン;ティファニーTiffany's(95OxfordTce)、クッキング・ウィッズ・ガスCook'n'withGas(23WorcesterBlvd)、キュレターズ・ハウスCurator'sHouse(7RollestonAve)、ぺスカトーレPescatoreSeafoodRestaurant(Gerogeホテル内)

 地震後別の場所に移転して営業を再開しているレストラン;カフェ・バレンティーノCafeValentino(168St.Asaphストリートへ移転)、ストロベリー・フェアーStrawberryFare(ハグレー公園の北東端、BeallyAveとCartonMillRdの角へ移転)、ジョイフル中華レストランJoyfulRestaurant(リカトンに移転)

 地震後閉店となっているレストラン;ヘイズHay's、ルトゥアーRetour、アニーズ・ワインバー&レストランAnniesWineBar&Restaurant(アートセンター内にあった)、スティッキー・フィンガーズStickyFingers(クラレンドンタワービル内にあった)、パラッツオPalazzo del Marinaio


(13’1月のクライストチャーチ大聖堂。歩いてならこのスクエアまで入っていけます。)


(12’9月の段階で取り壊し作業が始まっていたFamers百貨店+図書館のあったビル)


(13’1月には上の同じ場所=コロンボストリートとグローセスターストリート交差点の角にあったFarmersビルもこのように残骸の跡となっています。)


(12’9月にはまだ高層ビルとしてあったクラレンドンタワービル。以前はこのビルの中にJTBやKIE、Jalpacなどの旅行代理店事務所がありました。)


(13’1月にはクラレンドンタワービルもすっかり取り崩されて、そこに高層ビルがあったことさえ分からなくなっています。左横のリッジズホテルビルはしっかり残っていますが、この営業が再開されるかどうかというのも今だ未定です。)


(クライストチャーチの町の中で地震後も復活営業再開している数少ない人気のレストランではこのティファニーがお勧め。)


(クライストチャーチ中心のレッドゾーンからは外れているけどこのアートセンターの一角は修復作業中なのでここもバリケードで覆われています。この修復作業は数年かかりそうです。けれどこの辺りはハグレー公園、i-Site、そしてカンタベリー博物館に隣接しているので最も観光客がウロウロしているのが見られるところです。)


(クライストチャーチの安宿はかなり復活し始めていますが、その中でも上記のアートセンターのお隣にユースホステルが復活していました。)




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