ミルフォードサウンドへの道のりが今年はかなり不安定な状態が続いています。先日大雨の後、大きな岩が崩れてくるかもしれないという見解から先月の5日間の道路閉鎖以来再び11月14日と15日の2日間閉鎖されました。
そして昨日の11月16日は朝の7時から道路はオープンとなったのですが、夜間の交通は出来ないようにするため17時以降は閉鎖となりました。この状態が当分の間は続きそうということです。
先月は大雨の後岩壁が一つ丸ごと崩れてきて、ミルフォードサウンドまでの道の途中であるホリフォードバレーで交通は5日間遮断された後、大きな岩などの撤去作業が行われてミルフォードサウンドに行けるようになっていたのが、今度は別の場所で、大きな岩が山の上から落ちてきそうだということが分かったので事故予防の為の道路閉鎖となります。その場所はホーマートンネルを抜けたミルフォードサウンド側のクレダウ渓谷に出たちょうど真上に当たるようで、もしその大きな岩が大雨が引き金となって落ちてくるとホーマートンネルの出口が崩され、その舗装道路もかなりのダメージを受けるような感じです。
この大岩自体を撤去するのか、何らかの予防策が講じられるのか定かではありませんが、今のところは大雨になりそうな日はこのように道路が閉鎖になるようです。これからこのミルフォードサウンドへ向かうバスやレンタカーなどはどんどん増えていくシーズンに入りますが、このままだと今年の夏には多くの人がミルフォードサウンドに行けないことになりそうです。
この道路を監視している機関が毎日この道路状況をオンラインで知らせえてくれていますので、これからニュージーランドに来てレンタカーなどを利用して個人でミルフォードサウンドへと行くことを計画している人はこのサイト・アドレスをブックマークしていたほうが良いでしょう。
http://www.nzta.govt.nz/projects/milfordroad/RoadStatus.do
(11月15日の朝に出されたミルフォードサウンドまでの国道94号線閉鎖の案内、ホーマートネルにて岩が落ちてくるかもしれないという危険性のための閉鎖と案内されています。)
(11月16日朝の道路状況を告げる案内。この日は朝9時から道路はオープンするけど17時には閉鎖されるということ、これは夜間に雨が降るという天気予報のための処置ということと、もしその雨が早くに降り始めたら17時より前に道路閉鎖が行われるかもしれないということも伝えています。このような状況が最低2-3週間は続きそうです。)
(幸いこの11月16日にミルフォードサウンドには行けたのですが、帰りがけバスのドライバーが教えてくれたところによると写真の矢印でさす大きな岩が落ちるかもしれないと見られている大岩ということらしい。写真では小さく見えるかもしれないけどこの写っている岩肌だけで標高差700mはあります。そしてこのホーマーサドルと言われる大岩がある場所はちょうど峰にあたる場所で大型工作機械など下ろせる幅の無い、狭い所のはずです。そこからこの大岩をどのように処理するのかは私には分かりません。)