ニュージーランドも11月から本格的に観光シーズンに入って行きますが、その観光地でもっとも人気の高いミルフォードサウンド、マウントクックは雨の日になるかもしれないということを覚悟しておいてください。
ミルフォードサウンドもマウントクックも山岳地帯だということから天気がコロコロと変わってしまうということは分かってもらえると思いますが、両方ともニュージーランド南島の西海岸線に沿って位置するため年間降水量が6000mmを越えるような世界でも有数の雨の多いところです。
ニュージーランドには雨季などは無い島国なのですが、年間を通してこの辺りは雨が降るときは季節違わず降ります。ほぼ毎月15日ぐらいは雨が降る日があるところです。だからミルフォードサウンド、マウントクックへと赴く際は是非雨具を用意して出かけると良いでしょう。
けれどこの雨はズーット終日降るときよりも通り雨のように集中して一時の間豪雨になることのほうが多いところでもあって、天気予報が雨であっても一日の中でこの雨を免れることもありえるところです。またその雨が降っている場所も結構集中していることがあって、ちょっと場所を変えれば青空がのぞいていることもよくあるところです。ミルフォードサウンドが雨でもホーマートンネル、又はキーサミットまで来ればハイキングが楽しめるぐらいだとか、マウントクックもグレンタナーパークまで戻れば快晴の元プカキ湖を見ることができるってことが良くあります。
さすがに雨の日に観光地を訪れるのはちょっと残念な想いがするのは分かりますが、ミルフォードサウンドだけはこの雨の日もすごいですから是非期待して訪れてもらっても良いでしょう。
(11月1日のミルフォードサウンドは大雨、視界も余りありませんでした。けれど実はこの日と次の日の2日は午後3時以降はミルフォードサウンドまでの道路は大雨の為閉鎖になりました。ここまで行けただけでもラッキーです。)
(ミルフォードサウンドに雨の日に行ってほしいのは、このものすごい滝がたくさん見られるからです。バスの中から撮影したクレダウ渓谷の姿)
(11月2日のマウントクック、ハーミテージホテル前から撮影。この正面にマウントクックはあります。けれどこの日終日ここからはマウントクックの雄姿は見られなかったはずです。)
(11月2日はマウントクックから少し離れたら風はきつかったけど、このような快晴の日でした。プカキ湖畔からはマウントクックの頂上、輪郭も分かるほど雲が途切れるのが分かりました。)