ニュージーランドは9月になって春の暦になってもまだまだ冬の名残はたくさんあって、夏には観光客、行楽客がどっとやって来る町でも冬のオフシーズンは非常に静かなときを過ごすことになります。ミルフォードサウンドまでの道のりで必ず通ることになるテアナウは9月になっても非常に寂しい感じの静かな町になっています。
テアナウには夏になるとミルフォード・サウンドやダウトフルサウンドへ一日観光ツアーでやって来る人たちが必ず途中立ち寄り、朝と夕方には数多くの観光バスが行き来します。またミルフォードトラックやルートバーントラック、そしてケプラートラックなどのフィヨルドランド国立公園内のトレッキングルートを歩きにやって来る人たちが町の中を闊歩する姿が目立つようになるのですが、冬の間はこのトレッキングルートが閉鎖されていたり、シーズンオフになっていたりしてトレッカーの姿は全く見られず、この町の周辺にはスキー場があるわけではないのでクイーンズタウンのようにスキーヤー、スノーボーダーがやって来る町ではありません。だから冬の間はこの町のレストランなどはほとんどが休業状態だったりします。
この時期のミルフォードサウンドも同じくまだまだ観光客はまばらでどこへ行ってもその大自然の景色を独り占め状態で堪能できます。けれど9月後半ぐらいから次第にテアナウの町も含めて観光客が戻ってくるようになります。
(9月3日月曜日朝8:00のテアナウの町中心。人が歩いていません。車が走っていません。普通の町ならラッシュ時間帯であるこの時間帯にテアナウの冬はこんなに寂しい。この町に活気が戻ってくるのは11月ぐらいからかな。)
(夏には朝6:00からオープンしているテアナウの町の人気のパイ&ベイカリーショップも冬の間は休業。9月からオープンするって書いてあるけどこの町では9月3日はまだ太陽が戻ってこない冬の時期みたい。)
(9月3日のミルフォードサウンドはまだ観光客も少ない。夏のシーズン中はこんな写真を撮るには必ず人影が入ってしまう状態になるほど込み合う遊覧クルーズ船上もこの日はどこもかも好きなだけ風景写真撮り放題状態でした。)
(ミルフォードサウンドの遊覧クルーズにおいてハイライトであるスターリングの滝に近づいてくると、シーズン中は展望デッキには人が溢れるのですが、9月3日の11:00出航の遊覧クルーズでは展望デッキにいるのはこの子だけでした。この後この子はスターリングの滝の水を思う存分浴びることが出来ました。ちなみにこの船には400名の乗客を乗せることができるのですが、この遊覧クルーズでは乗客9名でした。夏のシーズン中ではAM9:00出航の遊覧クルーズでももう少し乗客がいます。)