2012年8月17日金曜日

ミルフォードサウンドへの道のり、今年は雪崩の心配なし。

 冬でも氷河によって削り取られて出来上がったミルフォードサウンドへは車でいけます。今年の冬はしかも例年より非常に雪が少なく、雪崩の心配さえ無い道のりになっています。

ミルフォードサウンドへの道のりは毎年この8月ぐらいから10月に掛けては山の上にたくさん積もった雪が崩れてくる雪崩が頻繁に起こるところでもあるのですが、今年はこのミルフォード・サウンドを含めたニュージーランドの南島西海岸沿いは暖冬で山の上に積もっている雪の量が少なめで、雪崩が起こる危険性への処置さえ行われていない状況です。いつもなら雪崩が何時起こるかわからないので、その危険性のある道路は車の駐停車一切禁止区間にこの時期限定でなるのですが、その心配もなさそうということでミルフォード・サウンドへの道のり途中は夏のシーズン中と同じような感じでカメラストップが自由にできる状態に今年の8月はなっています。

冬のニュージーランドはさすがに観光客は少なく、このミルフォードサウンドへもあまり多くの観光客はやってきません。だから観光シーズン中は結構観光バスやレンタカー客で賑わう道も交通量ほとんど無い状態で、見どころのカメラストップでは人ごみなど全く無い静かなひと時が過ごせ、壮大な自然景観を独り占めできたりします。

恐らくこと今年の9月はこのような状況が続くと思っています。ミルフォードサウンドへは日本人が押し寄せる11月前の9月、10月も今年は楽しめる年になりそうです。


(別にこのイメージは逆さまになっているのではありません。ミルフォードサウンドまでの道のりでカメラストップとして人気の高いミラーレイクです。鏡の湖面に向こう正面の山並みが映っているのですが、良く見ていただくときれいな湖の水の底に倒木が幾本か横たわっているのが分かるはずです。夏の観光シーズン中は観光客が数珠繋ぎでこの遊歩道を歩いているのでこんな写真をゆっくりと構えて撮ることは難しいものになります。)


(ミルフォードサウンドまでの道のりで例年ならこのモンキークリークという場所周辺は雪で埋もれていたり、雪崩の可能性が高いところになっているのが今年はその心配全く無しです。8月16日のモンキークリーク)


(モンキークリークと同じく例年のこの時期ならこのホ-マートンネルの入り口周辺には切り立った山肌から落ちてきた雪崩の雪が大量にあって、除雪作業が行われた後の道路になっていて、けれど雪崩の危険性が高い場所ということからこんな場所には車は立ち止まれないのに今年はそのようなことは全く心配無しでカメラストップができました。)


(8月16日、PM13:00のミルフォードサウンドは曇りがちの空模様でしたが、雨も雪の心配も無い日となりました。この8月から10月に掛けては子育てにやってきているフィヨルドランド・クレステッド・ペンギンも見れる可能性が高い時期になります。)

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