この黄葉の季節にはたくさんの観光ツアーも訪れていますが、日本からの観光ツアーに加えて今年は特に中国からの黄葉観光ツアー見たいなのが多いような気がします。クイーンズタウンなどの観光地にこの時期訪れると一眼レフのデジカメを抱えた中国からの観光客にたくさん出くわします。
この観光ツアーで黄葉スポットを巡る場合はどうしても大型バスなどを利用して、滞在時間も制限があるので主な見どころ的なところに短時間だけ停車して慌しくカメラ撮影に駆け回ることになり、なかなか落ち着いて黄葉鑑賞が出来なかったり、せっかくその場所に訪れているのだけど黄葉の姿が時間的には日陰になっていたりして写真を撮るにはちょっと冴えない結果になっていたりします。
ここでこの時期に観光ツアーに参加しないでこの黄葉を写真に撮りに、または自由旅行として個人でレンタカーなどで観光する際に是非参考にしてほしい隠れた黄葉スポット、その訪れるべき時間帯などをアドバイスします。
まずは代表的な黄葉スポットとして知られるアロータウンですが、ここは断然午後から訪れたほうが良いでしょう。午後からこの町全体、そしてこの町の東側の山肌に陽が当たり始めます。そして多くのツアー客がアロー川や町の目抜き通りであるＢｕｃｋｉｎｇｈａｍＳｔｒｅｅｔを散策しているのを尻目に少しだけ歩くと町全体を見張らせるところと小さなかわいらしい教会が立っています。
また観光地であるクイーンズタウンの町に滞在している際はそのワカティプ湖畔の黄葉したポプラ並木も眺められますが、是非このワカティプ湖から唯一水が流れ出すカワラウ川の入り江のほうも訪れてほしいところです。フランクトンアームという入り江の奥に建つヒルトンホテルに向け湖畔沿いを遊歩道が続いているのですが、途中に差し掛かるカワラウ川に掛かる橋からの景色はこの時期とてもきれいです。この橋は実際クイーンズタウンからミルフォードサウンドへと一般観光ツアーなどに参加すると必ずミルフォードサウンドまでの行きと帰りに通過する橋ですが、その通過する際は早朝、もしくは陽が暮れそうな時間帯で、まして大型バスの車窓から少しだけ覗くだけになります。
そして観光ツアーやグレイトサイツなどの定期観光路線バスを利用してクイーンズタウン／クライストチャーチ間を移動する際に通る道のりにも黄葉スポットがあります。まずよく知られているのがクイーンズタウンから東に車で５０分ぐらい走ったフルーツの町で知られるクロムウェルですが、この時期にはその果樹園のための防風林であるポプラがすっかり黄葉してとても立派に見られます。このポプラ並木は観光ツアーやグレイトサイツのバスも休憩を兼ねて国道沿いのフルーツショップに停車する際見られるのですが、これまた時間帯が少し悪く、まして真っ直ぐと続く１００ｋｍ制限速度の国道沿いのその道路を挟んで反対側にポプラ並木が続く為写真撮影にはあまりに危険すぎ、そして陽が当たっていないものになります。ここでレンタカーなどでこの場所に訪れたら、是非国道から一つだけそれてみることをお勧めします。交通量が激減した道路沿い両側にポプラ並木が続くところへと入っていけます。ここは昼前後に訪れると良いでしょう。
またマウントクックを訪れる観光ツアーやグレイトサイツなどの定期観光バスが通過してしまう国道沿いにとても素晴らしい黄葉が見られるスポットがあります。場所はＯｍａｒａｍａとＴｗｉｚｅｌという共に小さな村の間にあるＬａｋｅＲｕａｔａｎｉｗｈａという人造湖です。この時期快晴の朝方にはよく無風の状態になりやすくその小さな湖の湖面が鏡のように佇み、湖を取り囲む黄葉した木立がその湖面に映える姿が見られます。ここも国道８号線沿いに当たり、別に車が停められる場所が無い為バスなどは絶対に時速１００ｋｍで通り過ぎてしまうところですが、自家用車やレンタカーで旅行している人は写真を撮る為に結構路肩に停まったりしています。
160x600.jpg "New Zealand Sightseeing Day Tours")
