マウントクックで南十字星を見つける

ニュージーランドの最高峰の山が連なるマウントクックでも晴天の夜には南十字星を見つけることが出来ます。

　マウントクックに宿泊する人は是非この星空を見に出かける現地ツアーに参加することをお勧めします。ＢｉｇＳｋｙＳｔａｒｇａｚｉｎｇ（星空ウォッチング）というツアーがハーミテージホテルにより毎日行われています。このツアーはハーミテージホテルにあるプラネタリウムでまずハーミテージホテルから見られる星空の様子を予習させてくれた後、マウントクックの村から少し離れた、人工的の明かりの無いところに（普段はマウントクック飛行場）バスで移動して、天体望遠鏡などを使ってガイドつきで南半球の星空を見ることが出来ます。時間的には１時間半ほど（雨天のときは１時間のプラネタリウムだけでの解説になる）のツアーとなっていて、シーズン中は日本人だけのツアーも組まれて日本人のガイドが付いてくれることもあります。英語ガイドだけでもサザンクロスや土星や木星などの英語はなんとなく分かると思います。料金は大人一人＄５０となっています。

　けれどこの現地ツアーに参加しなくても晴れている夜には南十字星ぐらいはマウントクックでも肉眼で探し出せます。

　南十字星は南の夜空に見られるわけですが、マウントクックに滞在する際その南の方角がどちらかが分かりにくいと思います。ハーミテージホテルに泊まる場合はそのホテルはマウントクックの山を正面に見るように建てられていますが、そのマウントクックを見る方角が大体、北北東の方角になるので南の方角はホテルの建物の斜め裏側だと思って、星が瞬きだす時間にホテルの建物から外に出て（泊まる部屋がマウントクックを正面に見える部屋だと南の方角は部屋の中からは見られません。）夜空を見上げると４つの星が見つかるでしょう。

　ユースホステルやバックパッカーロッジに宿泊する場合はハイキングコースであるレッドターン（ＲｅｄＴｕｒｎ）トラックのある山（セバストポールＳｅｂａｓｔｏｐｏｌ）の方角が南の方角だと思えば良いです。

　

（３月１３日ＰＭ２３：００、マウントクックのハーミテージホテルにあるエドモンド・へラリー卿のブロンズ像を手前にして南十字星を撮ってみました。写真の上のほうに十字架が横たわっているように見られる４つの星がサザンクロス；南十字星です。）

（３月１３日ＰＭ２３：００に同じくマウントクックのハーミテージホテルに到着する直前にある道路標識を手前にして南の方角の夜空を見上げた写真です。この道路標識もハーミテージホテルに泊まる場合は直ぐに見つかるでしょう。）

（エドモンド・ヒラリー卿のブロンズ像を北側から南の方角に向けて朝に撮った写真。このブロンズ像はハーミテージホテル正面玄関の右端にあります。）