ニュージーランドも年末が近づくにつれ夏本番を迎えています。2012年の年始は北島を中心に雨模様の天気予報が出ていますが、クイーンズタウンを始めニュージーランド南島の観光地であるミルフォードサウンドやマウントクック、テカポなどは12月中旬からズッート夏の天気が続いていて、これが年始にまで続きそうな天気予報が出されています。
この時期にこのニュージーランドの観光地や郊外の牧場地帯を訪れると本当に色鮮やかな夏の色を体感できます。イメージとしては青、黄、そして紫といった感じです。
夏の青空はニュージーランドでは特に紫外線がきついこともありブルーが濃い感じ。またテカポ湖やプカキ湖などの氷河が削り取って出来上がった粉末状の岩屑が入り込んでいる水の色は夏の強い日差しの元より一層ミルキーブルーの湖面が神秘的に見えます。
また牧場ではアブラナが一面咲き誇り、牧場ではない河原や丘の斜面などには今でもエニシダが咲き誇り共に鮮やかな黄色い花の色が目に飛び込んできます。
そして高原地帯の道路際にはこれまでルピナスが咲き乱れていましたが、これからは同じ紫の花を咲かすバイパーズ・バグロスやフォックスグローブ(ジキタリス)が同じく道路際にたくさん見られます。そしてもう直ぐすると牧場の中などにも紫の花を咲かすアザミがたくさん見られるようになります。
(夏の快晴の日、青空のもとミルキーブルーの湖面を見せるレイク・ルアタニファとバイパー・ブグロスの紫の花。)
(アブラナの花が一面広がる牧場も夏本番を迎えた証拠です。クライストチャーチ近郊の牧場)
(この紫の花を私は2年掛かりで見ることが出来ました。マウントクックのガバナー・ブッシュ遊歩道で12月24日に見つけたサン・オーキッド。この花はこの時期だけ、しかも晴天の日だけ+ある程度気温も上がらなければ開花させないランの花です。)