ミルフォードサウンドも夏の観光シーズンが始まりました。12月16日には今シーズン最大と思われる日本人の観光客が訪れました。クイーンズタウンからミルフォードサウンドに向かった日本人だけを乗せたこの日の観光バスは合計10台にのぼり、ミルフォードサウンドでの遊覧クルーズ船や途中の休憩場所ではまるで日本の観光地と思えるほどの日本人に埋め尽くされた感じになりました。
この日クイーンズタウンを出発するAM7:00頃は8度ぐらいの気温で、前日までは夏日が続いていたのとは打って変わって肌寒い朝になりました。まして小雨も振る中ミルフォードサウンドに向け出発。周辺の山肌にはしっかり雨雲が覆いかぶさる一日とクイーンズタウンはなりました。しかしこの日はミルフォードサウンドに向かうほど晴れ間が広がる日になり、ミルフォードサウンドでの遊覧クルーズでは快晴に恵まれるようにもなりました。このパターンは通常では逆のことの方が多く、クイーンズタウンのほうが晴れていて、ミルフォードサウンドに向けて近づくにつれ雨が降っているというのが普通でもありますが、南風がニュージーランドの南島に直接吹き付けるような気圧配置になったこの日はミルフォードサウンドの南側に連なる高い山並みが南風を遮るようになってミルフォードサウンドのほうが快晴、そして気温もクイーンズタウンが最高気温13℃に対して18℃まで上がる気持ちの良い場所になりました。
ミルフォードサウンドにはこれから夏の観光シーズン(12月~2月)には多くの海外からの観光客が訪れるようになりますが、日本人観光客はこの日のような数が連日訪れることは無いことが予測されます。また時間帯をずらせば夏でも観光バスが数十台行き交う場面に出くわすことなく静かにこの大自然の景観を楽しむことも出来ます。
(ミルフォードサウンドで有名な山;マイターピークも頂上まですっきり見れた12月16日。ここに到るまでの道のりではホーマートンネルを越えるまでは雨が降っていたことを想像は出来ないでしょう。)
(ミルフォードサウンドでの遊覧クルーズ船上も日本人の観光客で半分はうめつくされました。400人は乗船できるこの船にはJTBやクラブツーリズムなどのチャーター観光バス6台の日本人観光客が乗っていました。)
(ミルフォードサウンド遊覧クルーズでのハイライトの一つ、スターリングの滝の麓へと遊覧クルーズ船がどんどんその舳先を近づけていきます。)