今年はスキーシーズンがニュージーランドのどこもまだ始まっていません。6月になってさすがに寒くなりましたが、雪が例年とは違いまだまとまって降る日が訪れなくてどこのスキー場もオープン日を延期にしていたりします。
本日6月11日をオープン日に予定していたクライストチャーチにあるマウント・ハットとワナカにあるスノーパークは共に積雪が全く無いので当分2011年度のオープン日を早々に延期することを決めています。先週は6月4日にオープンする予定だったクイーンズタウンのコロネットピークが今だそのスロープにはわずかに5月18日に降った雪が残っている状態で人口雪も作れないまま雪が降ることを待ち焦がれる状態が続いています。
麓の町などは6月の冬に入ってさすがに気温も下がり冬らしい寒い日が続くようになっていますが、それでも例年よりは暖かめの6月が続いています。5月が例年より異常なほど暖かい月だったことから地表温度がまだ十分下がっておらず標高の高いスキー場のスロープでもまだ気温が高い状態が続いているようです。
最近クイーンズタウンは朝から日中に掛けて雲が垂れ込め太陽の陽が差し込まず気温が上がらず一日中5-6℃という寒い日があったりしますが、こんな日でもスキー場では人口降雪機を動かせない状態が続いているようです。麓の町を覆いつくすような雲の上が快晴の状態で、いわゆる逆転層状態に陥ってスキー場の標高のほうが太陽が当って暖かい状態です。先日朝の雲が低く垂れ込め麓の町では最低気温がー4度になった日もコロネットピークのゲレンデでは6℃もあったということです。これでは降雪機も動かせません。
毎年5月の下旬から6月の上旬に掛けてドカッと雪が降る日があります。それが今年はありそうに見られません。遅くなっても6月の中旬にはドカ雪が降ってどのスキー場も大喜びのオープンの日を迎えるのですが、今年はそれが当分訪れそうに無い天気予報で、来週にかけても雪が大量に降りそうな天気予報ではありません。この10年ほどでは2003年に6月中旬までまとまった積雪が無かった年がありましたが、今年はその記録を伸ばすかもしれません。このままでは来週リマーカブルがそしてその次の週末にカードローナ、そしてトレブルコーンとオープンが予定されているのも延期ということになるかもしれません。6月24日から毎年恒例のクイーンズタウン・ウインター・フェスティバルも開かれますが、今年はスキー場に雪が無い状態でウインターフェスティバルが行われるかもしれません。
(コロネットピーク、リマーカブルスキー場の2011年度プロモーションビデオ。今の状態ではこのビデオのような楽しいスキー場はまったく望めません。)
2011年6月11日土曜日
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