2011年3月24日木曜日
3月のミルフォードサウンドで見られるランの花
(快晴に恵まれ、穏やかな日となった3月23日のミルフォードサウンド午後12:30)
今年3月に入ってからミルフォードサウンドの辺りはあまり雨にたたられることなく秋の穏やかな晴天の日が多くなっています。いつもなら観光客で賑わうこのミルフォードサウンドもクライストチャーチの地震の影響か?さすがに少しは観光客が減っているように思えます。けれどここを訪れる人はさすがにいて日本からのツアー客も毎日何組かは訪れています。
そんなミルフォードサウンドでこの時期に白い花を咲かすランの花が見られます。ニュージーランドでの花の時期はやはり春~夏に掛けての11月ぐらいから1月ぐらいの時期。その時期にはたくさんの素敵なニュージーランド固有種である花がトレッキングルートなどに見られます。そして2月に入り夏が本格的になると山の中ではあまり花を見かけることが無くなってきますが、一つだけ毎年3月から4月に掛けてのイースターの時期に小さな白い花をたくさん咲かせるランの花があります。
イースターの時期に花を咲かせることからその名がつけられたイースターオーキッドが今年は3月初めぐらいからミルフォードサウンドを含めたフィヨルドランド国立公園のトレッキングルート上には見られるようになっていて、ミルフォードサウンドの入り江にある15分ほどのお気軽散策が出来るネイチャーウォークの森の中にもたくさんこの小さな白い花を見ることが出来ます。
ニュージーランドの牧場などではこれから黄葉が楽しめるようになっていきますが、国立公園などに指定されているニュージーランドの原生の森では落葉樹がほとんど無く常緑樹ばかりなので日本のような紅葉が見られません。けれどハイキングなどにも気持ちの良いこの時期に原生の森に入っていってもまだこのような素敵な花を見つけてもらえます。
(3月23日 ミルフォードサウンドの散策路;ネイチャーウォークで見られたイースターオーキッド)
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