2011年1月29日土曜日

クイーンズタウンの新マウンテンバイクコース


(クイーンズタウンに新たにオープンした商業的マウンテンバイクコースへマウンテンバイクと共に人も運び上げていくスカイラインゴンドラ)

 ニュージーランドでは夏のスポーツとして一般的にマウンテンバイクの人気が年々高まっています。昔日本でスキーブームがあったように今のニュージーランドの夏は誰でもどこでもマウンテンバイクを楽しむ姿が見られ、またそのマウンテンバイクコースもいたるところで見られます。

 最近のマウンテンバイクは良いものだと中古車並みの値段がするので子供達にはなかなか新車を買うことなど手の出せない乗り物になっているのでこれも昔のスキーブーム時代と同じように20代、30代の人たちが中心の世代になっています。ニュージーランドではこれらの世代の愛好者が集まってその専用コースを作ってしまうということはどこの町でも良く見られます。

 クイーンズタウンにも地元のマウンテンバイク愛好者のクラブが家族向けからエキスパート向けのコースをこれまで森の中などに作って一般にも開放されていたのですが、クイーンズタウンでは最大の商業施設の一つであるスカイラインが新たにマウンテンバイクコースを作り上げ先週の1月24日から初シーズンをオープンさせました。

 クイーンズタウンにやってくる観光客には最も馴染みのあるスカイライン展望台へ急斜面を上り下りする為に使われている既存のゴンドラを使うことによりニュージーランドでは初のマウンテンバイクもゴンドラで楽々運び上げることを実現しています。

 これまでクイーンズタウン周辺には冬にスキー場になるコロネットピークやカードローナ、トレブルコーンといった商業施設が冬に使われるリフトを利用してマウンテンバイクコースを夏のシーズンだけオープンしていたことはありますが、2-3シーズンでどこも採算が取れずに今は閉鎖されています。けれどこのスカイラインマウンテンバイクコースは地元のマウンテンバイク愛好者の後押しもあって、新たな観光アクティビティーでも人気が出そうな感じです。恐らく2-3シーズン以上は続けられると思われます。

 この新スカイラインマウンテンバイクコースもゴンドラ利用が出来るのは1月24日から5月29日までという夏から秋のシーズンだけでシーズン中は展望台へ登っていく一般の観光客($23)とは別の料金チケット($30)が販売されます。これには半日券($40)からシーズンパス($475)までスキー場のリフト券と同じような料金システムをとっています。

 コース自体はベンロモンドフォレストと呼ばれる森の中を初心者向けからエキスパート向けのコースが分かれて作られていてレベルに合わせてコースを選択できます。まだそのコース数は多くは無いのですが、スノーボードやスキーのパークと同じように何度走り降りてきてもコース内での楽しみを見つけることが出来るでしょう。このゴンドラ乗車はシーズン中、朝のAM10:00からPM20:00まで利用できます。


(クイーンズタウン・ベンロモンド・フォレスト・マウンテンバイクコース図。緑=初心者、ブルー=中級者、黒=上級者~エキスパート向け)

Flickrでこのコースの様子がスライドショーで見れます。

http://www.skyline.co.nz/queenstown/MTB/
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