11月になってニュージーランドの海でも春の陽気がしっかり感じられるようになっています。
先週の末からミルフォードサウンドの入り江から少し外海に出たところに珍しくザトウクジラが訪れています。この姿を見れた私は超ラッキーでした。話には聞いていましたが、実際そのクジラの姿をミルフォードサウンドで見たのは初めての経験でした。
(10/31 ミルフォードサウンド沖合いに現れた2頭のザトウクジラ)
2頭の恐らく2-3歳というザトウクジラ(HumpbackWhales)がオキアミを求めてミルフォードサウンドの沖合いに紛れ込んでいるということ。クジラが外洋からこの時期にミルフォードサウンドの入り江に紛れ込んでくることは稀にあるようですが、一日の中で何本も就航されているクルーズ船からタイミングよくそのクジラが現れたところに出くわすのは非常に確率の低いことです。
またミルフォードサウンドの入り江内ではボトルノーズドルフィンが時折群れを成して現れてくれます。このイルカは一年を通してミルフォードサウンドでも見る機会があるところですが、海面が穏やかな凪の状態などの時には姿を現してくれる機会が増えるようです。また春から夏に掛けてその機会も増えてくるようです。
イルカが現れるとクルーズ船の引き波を利用して遊ぶように並走してくれる姿を船の上からでも見ることが出来ます。
(10/30に見られたミルフォードサウンドのクルーズ中に見られたイルカ。大きな魚ではありません。)
そしてミルフォードサウンドではペンギンも時々見られたりすることがありますが、この入り江で見られるペンギンはこの11月ぐらいまでが見られる時期。毎年フィヨルドランド・クレステッド・ペンギン(FiordlandCrestedPenguin)=キマユペンギンが巣作り、子育ての為に7月ぐらいからこの入り江の同じ巣に戻って来て、時折海外線の岩の上などに巣から出てきている姿が見られたりします。
子育ても終わりに近づく11月ぐらいは活発に巣から出てきて海で泳ぐ姿も見られたりしますが、この後は外海へと帰っていってしまい見られなくなります。
(10/30に見られたフィヨルドランド・クレステッド・ペンギン。本物です。人形や置物ではありません。)
(11/2に見られた2羽のペンギン。この後外海では波間を跳ねて泳ぎ回っているペンギンも見られた。)
このイルカ、ペンギン、クジラなどはミルフォードサウンドで見られることがあるけど、いつも見られるわけではなくて、クルーズ船から見られる確率は10%以下ぐらいだといっても良いでしょう。見られることを期待してミルフォードサウンドにやってくると必ずガッカリするので見れたらラッキーといった気持ちでやってきてください。
2009年11月3日火曜日
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