2013年5月27日月曜日

マウントクックは冬でも遊べる、歩ける

 ニュージーランドは6月から冬の暦になりますが、今年は今週から本格的な冬へと突入となっています。ニュージーランド全国に寒波が押し寄せ、多くの場所で積雪も観測される日になっています。マウントクックは麓の村も3cmほどの積雪があったらしいのですが、そんな雪の中でもマウントクックではハイキングも楽しめるようです。

マウントクックはニュージーランドで最高峰の山で3754mの標高を誇る岩山ですが、その麓のハーミテージホテルなどがある村の標高は760mほどです。1000mを越えない麓では日本の雪国とは違い冬を通してもあまり雪で覆われることは無いところです。積雪は標高800mぐらいまでで留まるのが普通で麓に積もった雪も2-3日で消えてなくなるのが例年の様子です。だからハーミテージホテルまでの国道80号線は除雪作業もしっかり行われてほぼ毎日通行可能な国道となり、ここを経由してクライストチャーチとクイーンズタウンを毎日観光客を乗せて走らされている定期観光バスのグレートサイツのバスがマウントクックに行けなかったと言う話は聞いたことがありません。

そこで雪に悩まされることの少ないマウントクックではフッカーバレーやケアポイントという標高の高いところまでは登って行かない人気のトレッキングルートは冬でも歩けるようです。そのマウントクックでハイキングガイドを行う会社が冬のマウントクックでのハイキングの様子をプロモーションビデオとして公開してますので紹介します。


また冬でもこのマウントクック周辺の氷河へ遊覧飛行、そして氷河の上へと着陸するセスナ機やヘリコプター会社はお客さんがいれば催行されています。そしてやはりニュージーランドの中で最も高い山並みが取り囲むこのマウントクックではその雪の積もった山肌までヘリコプターで飛んで行き、その雪の斜面をスノーボードやスキーで滑り降りてくるへりスキー(Wilderness HeliSki)というのも行われていてオーストラリアからのスノーボーダには人気があります。

もう一つ冬のマウントクックにおいてお勧めのアクティビティーは氷河スキーというものです。タスマン氷河の上をスキーで滑り降りてくるという、ほかの世界でもめったに行われていないこの氷河スキーがマウントクックで毎年7月1日から9月末まで行われています。料金はお一人$875という決して安いものではありませんが、8kmから10kmという長距離の氷河の上の滑走が2回含まれています。恐らく一生に一度の経験といっても良いと思います。以前はこのスキー・ザ・タスマンというこの氷河スキーにも日本人がたくさん参加していたのですが、最近はオーストラリアもしくは欧米からの年配のスキーヤーに人気を奪われているようです。

ハーミテージホテルではこの氷河スキーのオプショナルツアーを含めて2泊スペリアークラスのお部屋+朝食つきの冬季限定特別HotDealを行っています。

冬にはマウントクックに訪れることが出来ないものだと思われている人が多いようですが、このように冬でもマウントクックでは遊べます、歩けるところです。


(2011年8月7日のマウントクックハーミテージホテル前の様子。この日は雪で覆われていますが、ハーミテージホテル周辺の雪は根雪になることは無く結構直ぐに消えてなくなってしまいます。)

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