クライストチャーチの大地震後の復興はゆっくりと進められていますが未だ観光として訪れるには泊まるところも食事を取るところが無い状態が続きそうです。まだ市内中央の立ち入り禁止区域(レッドゾーン)は解除される見込みも無く、その中では続々とこれまであった高層ビルの取り壊し作業が続けられていて、その代わりになる新しいビルなどはまだほとんど建設作業も開始されていません。
唯一地震の前からクライストチャーチの観光アクティビティーとして人気のあったスポットであったマウント・キャベンディッシュのゴンドラが3月25日から営業を再開しました。もしレッドゾーンが解除されれば町の中をのんびりと走る路面電車であるトラムが復活する計画があるらしいということです。しかし町の中は廃墟の後といっても言い状態が当分続きそうです。
(クライストチャーチの大聖堂は地震の際崩壊したままその後もこの状態が続いています。取り壊しになるか保存、修復されるか未だ決められていません。)
(クライストチャーチの市内には今後高層ビルはほとんど建てられ無いようになる復興計画になっているので、この以前は日本領事館も入っていたビルもいずれ取り壊されます。目抜き通りのコロンボストリート沿いにあった高層ビルはほとんど取り壊わされるようです。)
(この写真の手前、日陰になっている場所には以前郵便局とANZ銀行が入っていたビルがありました。この手前にIbisホテルが市内中央唯一営業再開しているホテルになります。けれどこのホテルの周辺はこのような廃墟跡といった感じです。)
(クライストチャーチ郊外、カシミアヒルにあるサインオブタカも以前は観光客に断然人気があったレストランを兼ねたスポットだったのですが、ここは修復作業が開始されること自体もまだ未定のようです。この建物の中には入れませんが、クライストチャーチ市街を一望できる展望台には歩いて入っていけます。ここからの夜景も町の中心に明かりがなくなっているので以前とは変わっています。)