2012年11月24日土曜日

クリスマスの日はクイーンズタウンで過ごそう。

 ニュージーランドでの最大の祝日、クリスマスまで後1ヶ月をきるようになりました。巷はこのクリスマスの日に向かって全てが動いています。この12月25日のクリスマスの日はニュージーランドでは祝日になるのですが、全てのお店が閉まってしまう日でもあります。これからニュージーランドにクリスマスにかけてやって来る予定の人はこのことを肝に銘じて行動されることをお勧めします。

ニュージーランドでは法令により生活に最低限必要なものを販売するお店以外はオープンすることを禁じている日が一年の中で3日と半日あります。クリスマスの日、グッド・フライデー、イースターサンデー、そしてアンザックデーの午前中となりますが、特例としてクイーンズタウンとタウポという観光地は除外されてお店を開けることが出来ます。デイリーと呼ばれる住宅街の中などにあるコンビニのような日用必需品を販売するお店、そしてガソリンスタンドはこの法令から除外されるお店となるので、オークランドやクライストチャーチなどの大きな町の中はこの祝日には閑散として、人が歩いていること自体見られなくなります。

特にクリスマスの日は一年の中でももっとも大切な日とニュージーランドでは(恐らく欧米のほとんどの国は)位置づけされているのでこの日だけ一年の中でお休みになるところがほとんどです。スーパーマーケットはもちろんのこと年中無休のようなマクドナルドやコンビニさえお休みになるのが普通です。これは法令で定められていて違反すると罰金が処されるということもあるのですが、一般の人の意識にはやはりクリスマスの日は家族と一緒に過ごす、お店はお休みにするのが当たりまえであって、これからもこの習慣は変わらないものという意識があります。

だからこのクリスマスの12月25日にニュージーランド国内を旅行するようになるようならその日の食事を特に前日までに準備しておくか、移動はなるべく避け、一箇所に留まっておくことをお勧めします。移動する日に当たるようなら特にその日のランチは取ることが出来ないかも?と思っていたほうが良いでしょう。レストランのあるホテルなどなら夕食にはありつけるかもしれませんが、自炊が必要なバックパッカー、ユースホステルに泊まるようなら12月24日までに食材を買出ししておくことをお勧めします。本当に開いていませんよ、お店は。

その点クイーンズタウンという観光の町は上記のように法令でも除外されている町なので、ある程度お店は開きます。それでもクリスマスの日だけはお休みというのが大半なので特に午前中は町の中は閑散とします。午後から夜にかけてある程度お店も営業し始めたりします。日本食レストランや中華レストランはオープンされます。またこの日に開けるレストランではクリスマスディナーを提供するところもあります。

またクイーンズタウンを基点とするツアーの大半もクリスマスでも行われます。ミルフォードサウンドへのツアーなどは通常通り行われ、町の展望台であるスカイライン展望台へのゴンドラも、そしてそこにある展望レストランも営業されます。しかし周辺にあるワイナリーは全て閉まります。そしてスーパーマーケットも他の町と同じく閉まりますがコンビニは開いているところが数件あります。だからニュージーランドに入る間にクリスマスの日を迎えるならクイーンズタウンに留まるのが最適だと思います。


(11月24日のクイーンズタウンモール。この歩行者天国のモールにあるお店もクリスマスの日はほとんど閉店になります。昨年はマクドナルド、サブウェイ、ケンタッキーフライドチキンなどのファーストフード店、そしてカフェが軒並み閉まっていたのにこのモールにあるスターバックスは開いていたのでクリスマスの日の朝から賑わっていました。)


(クイーンズタウンで人気の行列のできるお店、ファーグバーガーもチョコレート&アイスクリームショップのパタゴニアもクリスマスの日は一年の中で唯一お休みの日になります。)


(クイーンズタウンではクリスマスの日でもお店を開けることができるのでレストランではクリスマスディナーを楽しめたりします。しかし事前予約必須です。ほとんどのホテルのレストランではクリスマス特別メニューになるはずですが、クイーンズタウンにあるPier19、やWai、そしてPrimeレストランでは今年もクリスマスディナーを提供するようです。)

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