このミルフォードサウンドロッジはミルフォードサウンドで泊まることのできる宿泊場所としては一般的に言うと唯一のものです。他にはクルーズ船の中で一夜を過ごすオーバーナイトクルーズとミルフォードトラックのガイディッドウォークに参加者のみが泊まれる建物がありますが、ミルフォードサウンドにレンタカーやバスなどで訪れて陸上で泊まれる施設はこのミルフォドサウンドロッジのみになります。
はっきり言ってこの施設はかなり昔からあるのですが、その昔から主にミルフォードトラックを個人ウォークで歩ききった人がミルフォードサウンドで泊まる施設だと思います。またバックパッカー系の旅行者向け、そしてキャンピングカーで旅行している人向けと言って良いでしょう。ここで泊まるほとんどの人がシャワールームとトイレは共同利用になり、レストランは無い代わりに共同利用できるキッチンがあります。世界遺産の中の建物ということもありますが、改装や増築が困難である為そのメインの建物は昔からぜんぜん変わっていないように思われ、たとえツインやダブルの個室に泊まったとしても壁が非常に薄い為隣の宿泊者の声は丸聞こえ、また廊下を歩く足音がどうしてそんなに大きく聞こえるのか?不思議に思えるほど安眠が妨げられる罠がいたるところに見つかります。
ミルフォードトラックを歩き終わった人にはこの施設は天国に思われると思います。シャワーは浴び放題、キッチンは広いし冷蔵庫も共同利用ですが大きなものがあります。お湯もいつでも使えます。電気も１１時までですが点いているし、インターネットも利用できます。
日本からの観光客にはこれまでバックパッカーやユースホステルに泊まったことのある人やＮＺをキャンピングカーで旅行している人には勧められるのですが、共同シャワーや共同トイレという施設を経験したことのない人にはあまりお勧めできないと思います。
但し、どうしてもこのミルフォードサウンドに１泊してみたいと思われる方にこのミルフォードサウンドロッジでは高級感のあるシャレーがお勧めです。オンスイートの部屋でシャワールーム、トイレは部屋の中にあり、メインの建物とは隔てた場所にあり、そのシャレーに泊まる人向けにプライバシーが確保されていたりします。部屋からの眺めもメインの建物とは違いクレダウ川を見下ろすことができる位置にあります。このシャレー良さそうなのですが、その予約を取るのが非常に困難な施設です。恐らくミルフォードトラックの予約に匹敵するのではないかと思われるほど何時見てもその予約は３－４ヶ月先まで埋まっています。
だからやはりシャレーだと一泊＄２５５もかかり、雨の日のほうが多いミルフォードサウンドに泊まるのはあきらめて日中このミルフォードサウンドの観光やハイキングを堪能してからテアナウへと引き返し、テアナウで一泊することにしたほうが良いでしょう。
（ミルフォードサウンドロッジのダブルの部屋。暖房設備は部屋の中にあります。ベッドも広々です。このダブル又はツインの部屋が一泊ＮＺ＄８５．この部屋も空きを見つけるのは観光シーズン中の１１月から３月までは困難）
（ミルフォードサウンドロッジの共同キッチン。ここに泊まる人はほとんど持参した食料で自炊しています。食料とか持参してない人にはミルフォードサウンドまで１５分ほど歩いたらブルーダックカフェ＆バーで夕食にありつけます。）
（ミルフォードサウンドロッジにおいて４つしか部屋が無い為に予約が非常に取りにくいシャレーの建物。宿泊者以外はこのプライバシープリーズという看板から先は遠慮してください状態です。）
（実はこの施設も拡張や改装計画はあるのですが、去年まで無かったと思われるのが今回泊まって見つかりました。このコンテナーを改造しただけの簡易キャビンが8棟ほど設置されていました。ツインベッド又はダブルベッドの部屋で暖房設備も室内にあります。電気も通じています。窓もあります。但し雨が降ったらその屋根からの雨音がどれだけするか分かりません。また共同シャワーや共同トイレは少し離れているので雨の日などは大変なことになるでしょう。一泊＄７５ということを聞きましたが、ここのサイトにはこの施設のことは一言も出てこないので電話で予約を取るしかないようです。）
（ミルフォードサウンドロッジの正面側。朝にはミルフォードサウンドでシーカヤックをすることを予約した人を迎えにバンがやってきます。このシーカヤックをやりたい人にもこのミルフォードサウンドロッジでの一泊はお勧めできます。）
160x600.jpg "New Zealand Sightseeing Day Tours")
