ニュージーランドへの個人旅行を考えている方々の中でレンタカーを利用してニュージーランドを自由に周遊してみようと思っている方は多いのではないでしょうか?だけどやはり英会話のこと気になってなかなか踏ん切りがつかない人も多いことでしょう。そこでレンタカーの予約をオンラインで何とか成し遂げた後に実際直面することになる貸し出しと返却の際の手順を紹介します。
この貸し出しの際の手順、又は返却の際の手順は日本人にすればとてもあっけなく終わってしまうため、逆に心配になるぐらいだと思いますが、とてもシンプルです。ビジネスなどでレンタカーする人も多いわけであまりこの貸し出しや返却の際に時間、手間隙が掛かるようならその会社の次回予約は敬遠されると思われるので、気にしなければとても迅速にこの作業は終わってしまいます。
ここではクイーンズタウン空港内にカウンターのあるエース・レンタル・カーの貸し出し、返却について紹介しますが、大手レンタカー会社のハーツやエイビス、バジェットなど、私もこれまで利用した経験から言うとどこもほとんど同じシステムです。
まず飛行場に着いたら荷物と共に事前予約したレンタカー会社のカウンターへと出向きます。そしてカウンターにて予約した人の名前を告げると予約システムに登録されていることを探し出してくれます。この際予約確認書のコピーや予約番号は必要ありません。オンライン予約時に何時からレンタカーを始めるか?又は到着便の時間を登録しているはずなのでカウンターでは車の鍵と共に書類などを用意して待っていてくれています。
(クイーンズタウン空港内にあるエースレンタルカーのカウンター)
そしてここで改めて支払いを行う人のクレジットカード、車を運転する人の免許書の提示が求められ、そしてその氏名と連絡先の携帯番号もしくは住所を聞かれて記入することになります。これらは契約書の中に全てその場でインプットされます。
次に予約した期間、車種分の精算がクレジットカードにて行われます。
そしてここからエースレンタルの場合は3種類の書類が出てきて、二つの書類にサインを求められるのですが、カウンターの人が人が言う所にパスポートと同じサイン(日本語でもOKです。)をすれば大丈夫です。
まずエースレンタルではレンタカーで旅行している際に必要になってくる情報を書類と共に以下のことを説明してくれます。
1、ガソリンの種類;日本でハイオクを使用するガソリン車でもこちらでは無鉛ガソリン(91Octane、Unleaded)を入れるように指示されることが多い。また返却時には満タン返しが基本、満タンでない場合は手数料がかかる。ハーツなどの大手ではレンタカー会社のガソリン代のほうが一般市場より安い場合があります。
2、今やニュージーランドのレンタカー会社はどこも車内禁煙になっています。SMOKE FREEというのは禁煙という意味です。タバコ無料ではありません。
3、路上故障時の対応、これは各会社によって少し事情が違うようですが、基本的には日本でのJAFに当たるAAの無料サービスを利用できる電話番号を教えてくれます。もちろん電話の応対は英語です。
4、そして誰もが心配する実際の事故にあったときの対応のことも書類に書かれています。
5、レンタカーで進入禁止されている道路、場所など。一般的に海岸の砂浜への侵入は契約違反行為になります。またクイーンズタウン周辺にはレンタカー侵入がどこの会社も禁止しているところとしてSkippersCanyonへの道路、そしてワナカ郊外でロブロイ氷河トラックへの道でも知られるMatukitukiValleyRoadがあります。
6、返却時の注意。返却場所、そして時間の指定があるので良く注意して書類の文面を理解しましょう。
(エースレンタルカーの貸し出し時に手渡されるレンタカーインフォメーション書類)
2枚目に出される書類がエースレンタルの場合は契約書でした。これにはレンタカーする人についての詳細、レンタルする車の内容、そしてレンタル料金、保険料金、又はベビーシートやスノーチャーンなどの付属品を予約しているならその料金などが記されていて、ここでサインを求められます。サインするところは3箇所。これはどこのレンタカー会社でも3箇所にサインを求まられると思います。保険内容への承諾サイン、レンタル契約への承諾サイン、そしてクレジットカードでの支払いへの承諾サインになります。
(エースレンタルカーの契約書、黒抜きのところに契約者の名前や住所、料金などが記載されます。黄色の欄がサインをする3箇所)
3枚目にはレンタカーの鍵と共に渡される場合が多いのですが、複写になっている書類で、その車の傷や凹みなどのダメージ状況、、ガソリン量、付属品の有無などがこの時間までに事前チャックされてカウンターで用意されているものです。エースレンタルではここにもサインを求められます。そして鍵を受け取ったらその車が停められているところへと一人で出向いて、レンタカーの旅が始まります。ここで多くの日本人なら実際車についている既存の傷などをレンタカー会社の人立会いでチェックすることなく書類にサインすることに頭を傾げるでしょう。このエースレンタルも昔はこのような貸し出しシステムをとっていたのですが、今や何でもスピード化されているようで誰も駐車場まで一緒に来ることはありません。実際このチェックシートに記載されている傷より、目に付く傷のほうが多いことのほうが多いのですが、気にせず出発します。このシステムは大手でも同じです。もしこの傷が気になる、返却後傷をつけたのは私だと言われるのがイヤだ、気になるのなら出発前に必ずカウンターに戻ってその旨伝えるか、写真も撮っておけば良いでしょう。過去この問題になったことがある日本人観光客は1組だけ聞いたことがあります。
(エースレンタルカーのVehicleCheckSheetの契約者に手渡されるコピー。)
その後の返却の際もいたってシンプルに事は終わり、日本人にとってはこれで大丈夫なの?と思われるでしょう。車を指定の場所に停めた後はレンタカー会社のカウンターに行って鍵を返すだけ、それだけです。この際自分で傷をつけたとか事故にあったとかガソリンを満タンに出来なかったなどあればカウンターの人に伝えれば良いのですが、その時間にカウンターには誰もいないことがある場合が多く、カウンターに鍵を入れるボックスなどがあってそこに入れるだけなんてこともあります。大手のレンタカー会社も同様です。誰も車の傷チャックをしに来たり、契約書の再確認などしません。
こんな感じのニュージーランドレンタカー手順ですが、すでに多くの日本人がニュージーランドを個人旅行で周遊しています。