クイーンズタウンはまだスキーシーズンが続いています。来週末からニュージーランドの学校は春休みを迎えますが、例年その春休みまでがクイーンズタウン周辺にあるスキー場がオープンしている期間になります。今年はこの9月に入ってからがどこのスキー場もシーズン最高の積雪に見舞われベストの状態で終盤を迎えています。来年のニュージーランドの冬にはスキー、スノーボードを楽しみにやってきませんか?
9月に入ってから第1週目と2週目に掛けてそれまでほとんどなくなりかけていた雪がスキー場に積もり、春の日差しの元どこのスキー場も連日楽しいゲレンデを満喫できるようになっています。そんな一日の9月19日にトレブルコーンスキー場へと行ってきました。ここも標高の低い駐車場辺りには雪が余りありませんが直ぐ上のゲレンデからはどこもかも滑走可能なほどの白銀の世界です。ここのゲレンデは二つの斜面の谷に分かれているようなところですが、メインとなるホームベイスンで平均積雪が130cm、そして標高の高い、裏側の谷のようなサドルベイスンの積雪が240cmと日本のスキー場にしたら大した数字ではないかもしれませんが、このニュージーランドのスキー場ではとてもとてもベストな状態です。この日は終日快晴に恵まれとても楽しいすべりを満喫できました。
このトレブルコーンスキー場はワナカの町から車で30-40分ほど、クイーンズタウンの町からだと2時間ほどかかるゲレンデですが、他のコロネットピークスキー場、リマーカブルスキー場、そしてカードローナスキー場に比べると中級者以上向けの斜度がきついコースが主で、またパークの設備が他より少なく、オフピステがほとんどのゲレンデということもあって他の3つのスキー場に比べると人手が何時行っても少ないゲレンデです。けれどここからの景色は本当にNZの中でも最高といえるぐらいの絶景が楽しめるところです。そしてなんといってもオフピステ天国のゲレンデなので圧雪していない斜面を滑りたい人にはとてもお勧めのところです。ここはやはり雪が降った翌日などはローカルのスキーヤー、スノーボーダーが朝一に駆けつけるゲレンデでも知られています。こんなスキー場に来年の日本の夏休みなどを利用して海外スキー、スノーボードを楽しみにやってきませんか?
(9月19日のトレブルコーンスキー場、サドルベイスンの4人掛けリフトもリフト待ち時間無し。平日ですが、たっぷりと雪もあって快晴の日でもゲレンデには人がまばら。)
(トレブルコーンスキー場の売りの一つはやはりこの景色でしょう。ワナカ湖へ飛び込んでいくような滑りが楽しめます。)
(ここのサドルベイスンは特に圧雪しないままの自然の地形を生かしたゲレンデとして知られていたのですが、最近はオーストラリアからのスキーヤー、スノーボーダーが大半を占めるようになった為このゲレンデにも圧雪したコースが増えました。今年はこのゲレンデのど真ん中に一番上からリフト乗り場までのロングランを楽しめるコースができるようになっています。これがまた横幅も広々とあって、人が少ないこともあって思う存分好きな滑りを楽しめました。)
(トレブルコーンスキー場ホームベイスンの北側にあるViewPointからの景色です。その名のとおりここからの景色は必見です。ワナカ湖も見晴らせますが、そのワナカ湖へと流れ込むマトゥキトゥキ川の渓谷を見下ろすことができるのはこのゲレンデでこの場所だけです。この写真の下のほうにケアが写っているのもご注目ください。この日はここから下へと滑るのはバックカントリーの滑りを久しぶりに楽しめました。)