ニュージーランドは12月1日から暦では夏に入ります。公式に2月まで夏になり日本とはまた違ったすがすがしい季節を出来ます。この夏の12月から2月ぐらいが海外からの旅行者も多い観光にはベストシーズンといわれています。
その夏にニュージーランドにやってくる旅行者によく聞かれることの中に”夏にはみんな夕食を何時にとっているのですか?”といったことです。このことはこれ本当にこちらにやってこなければ実感がわかない、日本の実生活だけでは不可解な質問だと思います。この答えは”一年を通してローカルの人も普通にPM18:00からPM19:00ぐらいに夕食をとっていますよ。”ということなのですが、ニュージーランドに夏の間に滞在する事になるとこの答えには誰もが戸惑うことになります。
日本では誰もが通常夕食時間というのは夕暮れも終わり、暗い夜の時間帯に夕ご飯というのが気分的にもぴったりでしょう。これがニュージーランドに夏にやってくるとその気分が全く出ないようになってしまうのです。ニュージーランドの夏の夕食時間帯にはまだお天道様がサンサンと頭の上で輝いています。だからニュージーランドの人たちが夏の夕食にとても好きで誰もがやっている屋外でのバーベキューでも日焼けが少し心配になるのです。熱い西日が射す屋外でのビールが特別上手いことになります。
これはニュージーランド全体的に夏には日の入り時間が非常に遅くなる為から来るのですが、南緯45度線が近くに走る高緯度のクイーンズタウンでは11月下旬ぐらいから2月半ばぐらいまでは日の入り時間がPM21:00前後になり、夕暮れの雰囲気が出始めるのがPM20:00ぐらい、星空が見られるぐらい暗くなるのがPM22:30ぐらいとなります。だからまだとても明るいうちのPM18:00ぐらいでは日本からの旅行者には全く夕食の雰囲気ではなくなるのです。
これからニュージーランドに観光などでやってくる人は腹時計が一番頼りになるものさしです。回りの風景や景色などの雰囲気に流され続けるとレストランに行く時間がとんでもなく遅くなりますよ。お気をつけ下さい。
(11月29日PM20:00のクイーンズタウン。この画像を一目見て夜の8時と思う日本人はあまりいないでしょう。少しだけ西日がリマーカブルの山並みとTSSアーンスロー号に映り始めています。)
(11月29日PM20:00でもまだとても明るいのでクイーンズタウンの町の中には観光客がうろうろたくさんいます。これらの人もどこかのレストランで夕食を終えた人たちがほとんどだと思います。レストランも通常18:00から夕食の営業を始めています。但しラストオーダーは21:30ぐらいなので日の入りを待ってからレストランに行くと夕食を食べられないことになるかも知れないのでご注意ください。)
(11月30日AM8:00のクイーンズタウン。夏の日の出はAM6:00前後。8時ぐらいではすでに太陽も高く登っています。けれどすがすがしい夏の朝を体験できる季節です。)
(11月30日AM8:00のクイーンズタウンの町。さすがにまだ観光客などは町の中ではあまり見られない。町のお店が開くのはAM10:00ぐらいから。けれど美味しいブレックファーストを取れるカフェはたくさん開いています。)