クライストチャーチ空港ただいま変身、改装中

（ただいま改装中、第１改装期間を終えたクライストチャーチターミナル正面玄関。ここを入ると国際線、国内線共にチェックイン可能なカウンターが並ぶ。）

　ニュージーランドのクライストチャーチ空港は大地震の後も平常どおり飛行機の離発着は行われていますが、そのターミナルはただいま変身、改装中で来月から始まるラグビーワールドカップに向けその第１ステージが５月に終了したばかりです。

　このターミナル大改装が終了するのは再来年の２０１３年ということですが、第１ステージが終わってかなり以前のターミナルとはその中身が変わっています。また以前から使われていた施設も今だ残されたところもあって少し不便なところもありますが、全体的にはかなり快適、広々とした開放感あるターミナルに生まれ変わりつつあるといった感じになっています。

　この５月に改装を終えたターミナル内の大きな変更点はこれまで国際線と国内線でターミナル内で２箇所に別れていたチェックインカウンターがターミナル中央に集約された感じで１階中央は横長に延々各飛行機会社のチェックインカウンターが並ぶようになっています。これまで国内線ではニュージーランド航空とジェットスターのチェックインカウンターは別々の場所だったのもこれで一箇所に集約されました。

（新クライストチャーチ空港ターミナル内１階中央に集約された国際線、国内線チェックインカウンター）

　また、国際線の到着、出発ゲートなどは以前と変わらない場所と施設が使われていますが、国内線の到着、出発ゲートが少し分かりにくくなりました。ターミナル内に新たに地方便の為の到着、出発ターミナル（ＲｅｇｉｏｎａｌＴｅｒｍｉｎａｌ）が出来ました。これは地方便といってもクライストチャーチ空港に離発着するプロペラ機の為のターミナルといったら分かりやすいかもしれませんが、便名ではＮＺ５０３１などの４桁の便名がこのＲｅｇｉｏｎａｌＴｅｒｍｉｎａｌを使い、ジェット機につけられる３桁の便名（例；ＮＺ５５３、ＪＱ２８９など）の離発着はこれまでと同じターミナル中央が使われ、出発ゲートがターミナル２階の中央にこれまた集約されました。

（新クライストチャーチターミナル内右端に新たに出来たＲｅｇｉｏｎａｌＴｅｒｍｉｎａｌラウンジ。写真を良く見てもらうとガラス窓の外にはプロペラ機が停まっているのが分かるでしょう。このラウンジから直接ターミナルの外に出て飛行機に乗り込みます。このラウンジにはゲート番号４３－５２番があります。）

　これではこの空港に初めて国際線で降り立った人が国内線に乗り継ぐ際迷うかも知れません。同じターミナル内に便名によって２箇所の出発ラウンジがあるということです。例えばクライストチャーチからクイーンズタウンまでやってくる飛行機でＮＺ６２７やＪＱ２７５便は出発ラウンジがターミナル２階中央から入りその先の４番から１０番のゲートに向かうことになりますが、同じクイーンズタウンまで飛ぶＮＺ５３８１というプロペラ機はターミナルの右端にあるＲｅｇｉｏｎａｌＴｅｒｍｉｎａｌの４３番～５２番のゲートのどれかから飛行機に乗り込むことになります。とりあえずターミナル内には迷うことの無いようにいたるところに出発到着の電光掲示板があり、また壁などにはゲート所在場所を示す案内矢印がたくさん見られます。


（新クライストチャーチ空港内にたくさん見られる飛行機の離発着を知らせる電光掲示板。この掲示板上の便名とゲート番号を気に掛けていたら迷うことなく出発ゲートにたどり着けるでしょう。）

　そしてターミナル内で食事や喫茶をする人向けのフードコートも２階中央に今のところ集約されて広々と使いやすくなっています。またレンタカーカウンターやレンタカー駐車場などは以前と変わらない場所のままあります。

　クライストチャーチ空港を離発着する国際線飛行機会社はニュージーランド航空、ジェットスター、カンタス航空、エアーアジアＸ、エミレーツ、パシフィックブルー、エアーパシフィック、そしてシンガポール航空となります。


(ターミナル内２階中央に集約されたフードコート。ここにはバーガーキングなど８つの喫茶、軽食ショップがそろっています。）

（空港ターミナル内にある大手レンタカー会社のカウンターは以前のままの場所にあり、また空港内にカウンターの持たないエースレンタルカーなどの事務所までの無料シャトルが出発、到着する場所も以前のまま空港ターミナル外駐車場ビルの下にあります。）