2011年5月27日金曜日

ニュージーランド国内長距離バス活用方法

 ニュージーランドを周遊旅行しようと考える場合国内移動に使われる移動手段としても日本の旅行者にとって最も気軽に思われるのがバスでしょう。

 ニュージーランドでは鉄道網がほとんど無いので国内観光旅行で使われる交通手段としては飛行機か車が主になっています。そのニュージーランド国内地上移動手段として欧米の旅行者にはレンタカーや、レンタルキャンピングカーが人気あるのですが、やはり日本からやってくる旅行者にはバスが使われることが多いでしょう。

 一般的に日本からの旅行者は旅行会社のパッケージ旅行でやってくると地上移動にはバスや送迎車がすでに手配されていて観光地から観光地への移動やホテルや飛行場には難なく出向いたり出来ますが、個人自由旅行で国際線飛行機だけを手配してニュージーランド国内の宿泊場所や移動手段を個人で自由に決める人にとってもオンラインでこの長距離バス移動の手配がしやすくなっています。

 ここでニュージーランド全国の大小600以上の町を結ぶ路線網を持つインターシティーバスは日本からの個人旅行者にも最も使われているバス会社でしょう。ここのホームページからバスチケットの旅行、移動時間検索や予約なども可能で、最近は国内飛行機とも価格競争をしなくてはならないのでかなり格安なチケットも出回るようになっています。けれどここで日本の個人旅行者にとって少し注意点が有ります。その何点かをアドバイスしましょう。

 まず良く言われることでレンタカーなどと違ってバスの出発地、到着地が宿泊するホテルや飛行場までとは違うことです。ニュージーランドを周遊する旅行者にとってオークランドなどの大きな町やクイーンズタウンなどの観光地にバスで到着した後、バス停から宿泊場所が離れている場合は大きなスーツケースなどを引きずり回して坂を登ったり、長い距離を歩かなければなりません。インターシティーバスの予約の際にはバス停留所の場所も予約前に知っていたほうが良いでしょう。

 インターシティーバスでも提携系列会社のグレイトサイツなどのバスツアーの路線を予約できますが、このインターシティーのホームページからのオンライン予約ではホテルからピックアップ、ドロップオフサービスというグレイトサイツ社ツアーが行うサービスは予約できません。

 また日本からのニュージーランド旅行で最も人気のある観光地にもこの長距離バスを使って出向くことが出来ます。インターシティーバスでミルフォードサウンドやマウントクック、そしてワイトモなどの観光地にも出向くことが出来るのですが、ここでもインターシティーバスは提携会社のグレイトサイツAwesomeNZツアーにこの路線を委託していて予約時には注意が必要になります。


より大きな地図で インターシティーバスピックアップポイント、バス停 を表示

 インターシティーバスのホームページからオンライン予約をする場合、ロトルア/オークランド間またはクライストチャーチからクイーンズタウン間という日本のパッケージ旅行でも必ず入っている路線を検索してみるとインターシティー(IC)やニューマンズコーチライン(NM)がロトルアーオークランド間をワイトモ経由せずに、またクライストチャーチ/クイーンズタウンをマウントクック経由せずに直通で結ぶ路線もあることに注意が必要でしょう。ワイトモ経由、マウントクック経由共にグレイトサイツ(GS)が行っています。

 またクイーンズタウンからミルフォードサウンドへ一日観光で訪れる場合もインターシティーから予約が可能ですが、この路線もグレイトサイツツアーが行っていて、インターシティーからの予約の場合はクイーンズタウンからミルフォードサウンドまでの片道とミルフォードサウンドからクイーンズタウンまでの帰路片道を別々に予約することになります。そしてミルフォードサウンドでの遊覧クルーズも個人で別途予約をすることになります。通常グレイトサイツ社のミルフォードサウンド観光ツアーはミルフォードサウンドを13:30分に出航するSouternDiscoveries社のシーニッククルーズが含まれていますが、これを別途個人でオンライン予約することももちろん可能です。

 そしてインターシティーではニュージーランドを周遊する個人旅行者向けに周遊バスパスも販売していますが、うまく使うとかなり格安にニュージーランド観光地を周遊することが出来ます。特に一人旅でニュージーランドにやってくる個人旅行者には良く使われています。

 携帯電話のように乗車時間ごとにチケットを購入、トップアップ(追加)も可能なフレキシーパスFlexipass、すでにニュージーランド国内の人気周遊コースが決められているトラベルパスTravelpass、そして今年2月から発売され始めた1路線x1回の乗車ごとのチケットが回数券のように使えるフレキシートリップFlexitripsの3種類が有り、本来ワーキングホリデーなどの長期旅行者向けのバスパスと思われていましたが、上手く組み合わせたり、良い所だけを使えば日本からの個人旅行者にも6日~10日ぐらいの短期ニュージーランド国内観光をかなり格安にこのパスを使って行うことが出来ます。

 ニュージーランドブリーズのホームページにこのインターシティーバスの活用手引きとして予約時のアドバイスや3種類のバスパスの内容、違いなどを記したページを新設しました。是非ニュージーランド個人旅行計画の参考にしてみてください。

Travelpass - New Zealand's National Bus Pass
(インターシティーバスが販売するバスパスの一つトラベルパスのバナー) このエントリーをはてなブックマークに追加

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