2010年12月22日水曜日

ミルフォードサウンドの大雨

 昨日、今日とクイーンズタウンは雨模様の天気です。今年は雨の少ない夏の始まりとなっていたので地元の人にとっては恵みの雨といったところですが、観光や旅行でニュージーランドにやってきている人にはちょっと残念な天気になっています。

 そのニュージーランドにやってきて天気の良い日に訪れたい人気のトップ景勝地は断然マウントクックとミルフォードサウンドだと誰もが考えるでしょう。けれどこの山岳地帯でもある景勝地はニュージーランドの中でもとても雨の多いところです。一年を通して季節違わずいつでも雨が降りやすいところです。

 そんな雨の多いところなので先週から12月21日の昨日までの間両方の景勝地は雨の日が続きました。昨日はその雨も豪雨となってとてもすさまじい様相になりました。

 昨日の12月21日にミルフォードサウンドへと行ったのですが、いつも見慣れている雨の姿のなかでも久しぶりに恐ろしいほどの豪雨の様相を楽しめました。前日からこの辺りは大雨警報が出ていたのですが、その通り雨、風共にすさまじい自然の驚異を十分体感できた日になりました。やはり一般的に言われているようにミルフォードサウンドは雨の日に行っても十分楽しめる所です。


(この日ミルフォードサウンドまでの道のり途中で大雨の影響で土砂崩れがあり午前中まで道路閉鎖。12:00PMには開通となったけど朝の段階でミルフォードサウンドまでのツアーをクイーンズタウンから出しているグレイトサイツやバーベキューバスなどはテアナウまで来てクイーンズタウンに引き返しています。唯一この日道路開通を待ってまでミルフォードサウンドへツアーを慣行したのはリアルジャーニー社だけだったみたい。さすがです。このように雪崩ではなく土砂崩れや原生林が倒れて道を塞ぎ道路通行止めになる日は一年の中で2-3回あります。)

(すでに朝からの大雨でエグリントン川は溢れそうなまで増水していました。けれどこの場所、晴れていたら今の時期がルピナスが最盛期を迎えてとてもきれいな河原が見られます。)

(土砂崩れが起きたところを通り越してからミルフォードサウンドまでの道のりは本当にすさまじい景色が続き、どこを向いても長い滝だらけの山肌、谷底を流れる川は今にも溢れそうなぐらい増水して濁流となって流れ、車道にもいたるところで山肌からの雨水が流れています。また風もすさまじく時折車も強風にあおられるほど。この中で車を停め周りの景色を写真に撮ろうと思って車内から出ると瞬く間に横殴りの大粒の雨に全身ずぶぬれ状態になってしまいます。だから車内から誰もがスッゲー!、こっちもスゴイ!イヤ、あっちもスゴイなどと叫びっぱなしとなりました。)

(そして無事何とかミルフォードサウンドまでたどり着いてみるとミルフォードサウンドでのクルーズ船はこの日全便出航取り止めとなっていました。船着場も大雨の為増水して今にも船が桟橋を越えてきそう。また一旦船が出航しても強風の為この桟橋にちゃんと停止することが出来ないかもしれないという危険性も考えられどの船も出航取り止めとなりました。この日この遊覧船での食事を申し込んでいた人たちは仕方ないので船だけには乗船してランチを船内で取ってからテアナウ、またはクイーンズタウンへと引き返すことになります。
こんな強風、大雨などによってクルーズ船が出航取りやめになり日は一年の中で数回あります。) このエントリーをはてなブックマークに追加

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