2010年3月30日火曜日

ミルフォードサウンド、マウントクックの雨

 今週末からニュージーランドはイースター休暇に入ります。イースターホリデー4日間の間は秋の良い天気に恵まれそうです。

 それまでの今週は曇り空の日が続きそうですが、ミルフォードサウンドはまた今日も雨、昨日もそして明日も雨です。

 良く日本からニュージーランドにやってくる観光客の人たちはその旅行中は雨にはあわないと思ってくるようで、晴れていたら自分は晴れ女だ!たまたま雨のミルフォードサウンドやマウントクックになったりすると誰が雨女なの?と探したりし始めます。そして必ずニュージーランドのベストシーズンは何時?と聞いてきます。

 ニュージーランドも雨は降ります。場所によっては日本より少ないところもあるし、とてつもなく雨が降るところもあります。そして一年間通してその降水日数が上下することはあまり無いところです。年間通して雨も降る日は日本と同じくあります。

 だから良くクイーンズタウンからミルフォードサウンドに出かけて帰路は遊覧飛行を兼ねてセスナ機でクイーンズタウンまで戻ってこよう考える方がいますが、この帰路に天気が良くてセスナ機が飛べる条件の日は非常に少ないと思っていただきたいものです。マウントクックでの遊覧飛行も同じことが言えます。但しミルフォードサウンドのほうが雨が降ってもその雄大な自然美はより増えると思っても良いところで世界遺産になるにふさわしいその雨の中のミルフォードサウンドの姿、ミルフォードサウンドまでの道のりを是非楽しんでもらいたいところです。

 下記のニュージーランドの主用観光地の月間平均降水日数(1mm以上)、年間降水量を東京のそれと比較してみました。

 クライストチャーチ;年間648mm、85日
  1月(6日)、2月(6日)、3月(6日)、4月(7日)、5月(7日)、6月(9日)、7月(9日)、8月(8日)、9月(7日)、10月(7日)、11月(7日)、12月(7日)

 マウントクック;年間4293mm、161日
  1月(12日)、2月(10日)、3月(13日)、4月(13日)、5月(13日)、6月(13日)、7月(13日)、8月(14日)、9月(14日)、10月(16日)、11月(14日)、12月(15日)

 テカポ;年間600mm、78日
  1月(5日)、2月(5日)、3月(6日)、4月(6日)、5月(7日)、6月(7日)、7月(7日)、8月(7日)、9月(7日)、10月(8日)、11月(6日)、12月(7日)

 クイーンズタウン;年間913mm、100日
  1月(8日)、2月(6日)、3月(8日)、4月(8日)、5月(10日)、6月(9日)、7月(8日)、8月(8日)、9月(8日)、10月(10日)、11月(8日)、12月(9日)

 ミルフォードサウンド;年間6749mm、186日
  1月(16日)、2月(13日)、3月(15日)、4月(15日)、5月(16日)、6月(14日)、7月(15日)、8月(15日)、9月(16日)、10月(19日)、11月(15日)、12月(17日)

 東京;年間1300から1600mm、100日前後
  1月(3日)、2月(6日)、3月(8日)、4月(10日)、5月(13日)、6月(8日)、7月(14日)、8月(8日)、9月(9日)、10月(11日)、11月(9日)、12月(7日)

 以上のデーターで分かるかもしれませんが、ニュージーランドの南島でマウントクックやミルフォードサウンドがある西海岸線沿いのところはとても雨が多くて、太平洋沿いに向かうにつれて降雨量は日本より少なくなります。東京とクイーンズタウンの年間降水日数が同じぐらい、けれど梅雨や秋の長雨のようなまとまって雨が降る月が無いクイーンズタウンのほうが年間降雨量は少なくなっています。

 クライストチャーチなどの太平洋沿いは降水量は東京の半分ぐらいになり、一年を通して大体月間7-8日ぐらいが雨の日になっていますが、マウントクックやミルフォードサウンドは月の半分ぐらいが雨の日。年間通してもほぼ半分は雨が降っていることになります。特に強いて言うとしたら2月がマウントクックもミルフォードサウンドも他の月より晴れの日が増えています。

 そして星空観測で有名なテカポはマウントクックからもそれほど離れていないにも関わらずニュージーランドの中でも快晴率の高いところだと分かるのでは無いでしょうか?


 (RealJourneys社によるクイーンズタウン出発ミルフォードサウンド/遊覧飛行で戻ってくる観光ツアーの紹介ビデオ。こんな良い日に恵まれたあなたは非常にラッキーとなるでしょう。) このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント: