ニュージーランドには世界的にも非常に珍しく、ニュージーランドでしか見られない鳥達がたくさんいますが、その中でもあのキーウィーより人気あって鳥の中でのセレブと言っても差し支えないのがKakapoです。
このカカポに出会えるチャンスが今年やってきます。この飛べないオウムを見ることは非常に難しく国内の動物園、野鳥園にも飼われておらず、いつもは外敵から守るために一般にも開放されていない離れ小島にひそかに暮らしています。それが今年は9月26日から10月26日にかけてスチュアート島の中にある様々なニュージーランド固有の鳥たちに出会うことが出来ることで有名なUlva島に移され一般公開ツアーが行われます。
(カカポ見学ツアー案内サイト。Kakapo Encounter 2009)
実は私もこの目で実物を生で見たことはありません。しかし好きな人は日本からも駆けつけるというような人気の鳥です。前回このような公開が行われたのは2006年8月のこと以来で今後いつ行われるかもわかりません。
この鳥はこれまで絶滅しなかったのが不思議なぐらいの非常に珍しい習性、特徴を持っていて今では大切に保護されています。主な特徴は
・飛ぶことが出来ないオウム。・世界で一番重いオウム。・飛べないけど木に登るのは得意。・夜行性。・だけど警戒心が薄い。・羽毛から甘い香りがする。そして暖かい。・繁殖の為のレックシステムを持つ。・3-5年おきにしか卵を産まない。・繁殖シーズンに雄が出すブーンブーンという求愛の音(レックシステム)は半径7km四方にも聞こえるらしい。
1970年代には18羽まで減った数が保護活動から08年3月までには87羽まで数が増え、更に今年3月には記録的な34羽のヒナが羽化して今現在地球上に125羽のカカポが存在することになったらしい。この内のシロッコ君に今回出会えるチャンスが訪れることとなります。
(実はDOCのこのサイトからカカポ(シロッコ君)のビデオを見ることが出来る)
2009年6月29日月曜日
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