2009年4月2日木曜日

4/2 ニュージーランドでは一年中羊は牧場で見れます。

 今年の4月はなんだか暖かい月になりそうと思うほど最近は穏やかなのんびりとした感じの秋のいい日がよくあります。今日も風も無く日中は20度ぐらいまで気温も上がり汗ばむ感じでした。

 それでも秋の気配は忍び寄ってきていますが、牧場では冬の準備が進められています。

 クイーンズタウンの周辺はさすがに他のNZの土地と違い高原寒冷地的なところなので冬にはさすがに羊などの家畜に与える牧草などが育ちにくくなります。そこで今の秋の間に牧場では冬に向けて干し草の準備が盛んに行われています。広大な牧場には干し草を機械で巻き取って大きなロール状にしたものがたくさん転がされているのがこの時期いたるところで見られます。


 これはサイレッジ(Silage)という方法らしいのですが、このロール状にしたものに更に機械で白や黄緑色のプラスチックシートを巻きつけて密封して保存する方法がこの辺りでは一般的に行われています。冬になって牧草が育ちにくいところではこのプラスチックシートを破って、中でそれまでに発酵して栄養度も高まった干し草を羊や牛達に与えることになります。

 良く日本から来た観光客の方々には羊達はいつどこで寝ているのか?帰る小屋がどこかにあるのか?といったことを聞かれますが、NZが自慢していることの一つとしてこの家畜たちは一年中、一日中牧場の中で自由に生活していて帰る小屋など無いことです。これはNZ中どこでも冬でも牧草が育ちそれを与えることが出来ることと、羊達を襲う狼や狐といった肉食獣というのがいないから一年中放牧している姿が見られるわけで、穀物飼育などは行われていない国なのです。

 だからNZにこれから秋にそして冬にやってきても牧場にはたくさんの羊達が見られるのです。これから霜が降りたり雪が降ることもありますが心配後無用、羊達は天然の羊毛をたっぷり着ていますので。

 (こんな牧場の写真を撮り来ませんか?眠れない夜にこんな写真一枚枕元にあればいいのでは?) このエントリーをはてなブックマークに追加

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