2008年11月26日水曜日

11/26 ルピナスが咲き乱れる季節になってきました

 あと1ヶ月でクリスマスという頃になるとクイーンズタウン周辺も色とりどりの花が咲き始める季節でもあります。よくガイドブックや旅行パンフレットに出てくる紫色のルピナスが今年もこの辺りの道端にたくさん咲き始めています。


 日本では’昇り藤’とも呼ばれることもあるらしいのですが、RussellLupinと呼ばれるこの花今年も咲き乱れる季節がやってきてます。パンフレットなどにはテカポの湖にある教会とこの花が咲き乱れる写真をみたことがある人も多いでしょう。こちらでは完全に雑草として扱われている外来種の草もクライストチャーチからマウントクック、そしてマウントクックからここクイーンズタウンまでの道のりにこれからの季節このムラサキ、ピンクなどの花を咲かす姿がズーット続いて見られるので観光客の方々にはとても人気のある草になります。

 但しこの道のりを多くの人はバスや車で走り抜けていくのでその姿を車窓からズーッと見ることになるのですが、写真に納めたりする機会は少なく、ましてそれが群生して咲いているのは郊外の道路際なので100km制限速度の道路端に車を停めて写真を撮るなんてことはなかなか難しいものです。

 クイーンズタウン周辺ではこのムラサキのルピナスよりワカティプ湖沿いの道路際にはルピナスより高く幹を持って育つTreeLipinが咲き乱れています。こちらは淡い黄色い単色の花を咲かせます。今の時期は黄色い花を咲かせるのは先日紹介したエニシダが代表的でどこでも見られるのですが、やはりエニシダのドギツイ黄色よりこのツリールピナスの淡い黄色のほうが優しい感じがします。


 このツリールピナス、ルピナス共にエニシダと同じく繁殖力が旺盛でどこにでも入り込んで花を咲かせますが、砂地のところにも育つのでよく川原などがこの黄色、ムラサキ色で染まっていることが見られます。どうしてもこの花が咲き乱れるお花畑の写真を撮りたい人は国道から少しそれるか、国道沿いに車を停めて川原に入っていくとそのような光景が見つかると思います。これからの時期ミルフォードサウンドへの道のりのエグリントン川の川原にもこの光景が見られるようになります。

 またクリスマスが近づいてきたらそのミルフォードサウンド周辺などのNZ原生の森には真っ赤な花を咲かす木も見られるようになり、代表的なのがSouthernRataという木なのですが、こちらではこの時期でもあるのでこの木をNZのクリスマスツリーと呼んでいます。原生の森で見られる花では珍しく色鮮やかな赤色なので遠くからでもその赤く染まる木立は目立つでしょう。


 クイーンズタウンの市街地に近いところに唯一見られるNZ原産のヤドリギの一種。サザンラータではございません。しかしNZ固有種。 このエントリーをはてなブックマークに追加

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