2011年3月4日金曜日

3月から秋のはず、ニュージーランド


(3月4日のワナカ湖畔、これから1ヶ月の間にポプラの木の葉っぱもどんどん黄色く色づいていきます。)

 3月に入り暦では秋に入ったニュージーランドです。さすがに最近は朝晩の気温が低くなるようになりましたが、日中はまだまだ夏の日差しがサンサンと降り注いでいます。3月一杯はまだまだニュージーランドらしい夏の名残が楽しめます。

 今年はサマータイムが終了するのが4月3日(日)となっていますが、それまでは日の入りがまだまだPM20時30分から20時ぐらいと暗くなるのが遅いので夏の感じが残ります。けれどさすがに3月に入ると朝日が昇るのがどんどん遅くなっていくので秋が近づいてきているのを実感します。3/4現在のクイーンズタウンでの日の出はAM7:25、日の入りはPM20:28となります。

 そして3月から4月に掛けてクイーンズタウン周辺はどんどん秋の装いが深まって行く時期でもあってこれからは街路樹や牧場での防風林が色づきだす黄葉が楽しめるシーズンに入って行きます。

 今年の黄葉は少し早めになるような気がしますが、例年このクイーンズタウン周辺で黄葉の名所となるワナカは見ごろが4月中旬、アロータウンは4月中旬から下旬に掛けてと言われています。

 ニュージーランドでの黄葉はポプラや柳などの葉っぱが黄色く色づく姿が素晴らしいことで知られていますが、このポプラや柳は昔開拓者が海外から持ち込んで牧場などで防風林にしたり、川や湖沿いの護岸の為に植林していったあとである為、郊外に出るといたるところでポプラ並木や柳の木の並木がズーット続く姿が見られます。ニュージーランドの南島ではこのポプラや柳の葉っぱが黄色く色づく姿が国道沿いでも見られるところとしてワナカを初めとしてクイーンズタウン、クロムウェルやオマラマ、トワイゼル、そしてテアナウ周辺などが知られています。

 アロータウンで見られる黄葉は牧場などで見られる樹木とは違って、この町を起こした人たちが郷愁をしのぶ為に出身地であるヨーロッパや北米から持ち込んで植えた樫の木や楡の木、カエデなどの落葉樹です。これらが今では町の周辺で森となったり、大きな街路樹になっていたりします。だから黄葉のシーズンは他のところより少しここだけ遅く始まるのが通例です。

 昨年の2010年は4月の中旬に大雨がこのクイーンズタウン、ワナカ周辺で降り続いたため黄葉の葉っぱもあっという間に落ちてしまって短い黄葉のシーズンだったのですが、今年はどうなるでしょうか?


(3月4日のアロータウン。まだまだ緑がまぶしい感じの街路樹や山肌の葉っぱも4月下旬に掛けて色づきます。今年のオータムフェステイバルは4月29日から5月8日に掛けて行われる予定です。) このエントリーをはてなブックマークに追加

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