2010年11月24日水曜日

ミルフォードサウンドの撮影は朝がお勧め


(11月22日 AM9:00のミルフォードサウンド。風も無く快晴に恵まれたミルフォードサウンド。)

 11月のニュージーランドは今年どこも例年より雨が少ない気がするのですが、ミルフォードサウンドだけは例外が無くこの世界有数の雨の多い地域は今年もたくさんの雨が降っています。

 年間通して200日ぐらいは雨の日があるといわれるミルフォードサウンド周辺も快晴の日があります。また豪雨地帯と言っても雨季や日本みたいな梅雨があるわけではなく年間通して冬でも春でも夏でも秋でも降るときは降ります。それが土砂降りなることがほとんどなのですが、大体西からやってくる前線(寒冷前線)が雨をもたらしその前線が通り過ぎるとカラッと晴れ上がります。

 これから夏を迎えるミルフォードサウンドもそんな晴れ間には是非雄大な景色を写真にも収めたいでしょう。夏の晴れた日は紫外線がきついこともあってその青空がとっても鮮やかになり、また雨の後にはこのあたりの山肌にへばりつくように生える樹木もきれいに洗われたように鮮やかに光り輝くように見られます。

 先日このミルフォードサウンドに朝早く訪れた際まるで絵葉書のような写真を撮ることが出来ました。やはりこのミルフォードサウンドの姿を写真に収めるのは朝方のほうが良いと思います。

 このミルフォードサウンドの入り江は西に開けた入り江になっていて朝方のほうが断然その入り江は静かな海面の姿を見せます。けれど太陽が昇るにつれ山肌が温められて夏は特に海から浜風的な風が西からこの入り江に吹き込み始めます。そうするとこの入り江の奥までも海面は白波が立つほど荒れた感じになります。

 またこの入り江でクルーズを楽しみながら写真を撮るのも、午後に掛けてどんどん太陽が昇って北に回って西へと移動していくことによりクルーズ船の上から周りの景色を写真に収めたいと思う方角はどうしても逆光になってしまうことでしょう。

 またこのミルフォードサウンドへの道のりでもマウントクックリリーがかなり咲き始めています。この素敵な白い花はその名前のようなマウントクック周辺にたくさん咲いていますが、実際はニュージーランドの高原植物なのでマウントクック以外のこのミルフォードサウンド周辺でも咲いています。

 これからの季節は観光客もたくさん訪れますが、ミルフォードサウンドは更に見所も増える夏に入って行きます。

(ミルフォードサウンドへの道のりで一番標高の高いホーマートンネルの周辺はこれからニュージーランドの高原植物がたくさん咲き乱れる季節に入ります。)

(ホーマートンネルの直ぐ近くで咲いていたマウントクックリリー。11月22日) このエントリーをはてなブックマークに追加

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