2009年6月17日水曜日

ニュージーランド冬の道路事情

 昨日はニュージーランドに寒波が押し寄せ太平洋沿いの町には雪が積もったりしました。国道などはそのため閉鎖になったりしたところも出ました。けれどニュージーランドでは冬の間に町の中まで雪が積もることはめったにありません。一年を通しても3-4回あればいいほうです。

 良く日本からやって来る旅行者で冬の道路事情を気にされる人がいますが、日本の雪国ほどこのニュージーランドはどこも積雪で悩まされることはありません。だから一般の町に生活する人たちはスノータイヤやスタッドレスタイヤなどを装着している人は皆無に近く、時折雪が町の中に積もったりすると、途端に道路は閉鎖されたり、車での外出を控えるようにおふれが出たりして学校なんかもスクールバスや親の送り迎えが危ないから休校になったりします。

 ただ雪の影響よりもその後晴れ間が続くと途端に道路凍結となってどこも滑りやすい状態になります。そのため道路には砂をまき始めます。不凍液も使い始めていますが、それは極限られたところで主にNZではGritと呼んでいる砂を凍結しそうな道に撒きます。

 (冬になると凍結しそうな山道や日陰の曲がり角前にはこのサインが出される。これを見つけたら十分減速を!!)

 ニュージーランドに観光、旅行またはスキー。スノーボードでこの時期にやってくると道路事情とかは事前に調べてから出かけてください。町の中より旅行とかでも良く通る道で積雪などで閉鎖になることがある国道は南島ではマウントクックからワナカ、クイーンズタウンにやってくるときに通るリンディス峠(国道8号線LindisPass)とミルフォードサウンドに向かう国道94号線です。特にミルフォードサウンドに向かう際、積雪がありそうだとテアナウの町を出るところでチェーンを持ってなかったらその先には行かせてもらえない監視が冬場にはされています。
http://www.aaroadwatch.co.nz/index.php
 (ニュージーランド国内の道路状況が分かるサイト;AA Roadwatch)

 またクイーンズタウン、ワナカ周辺のスキー場への道に積雪があれば頻繁に除雪作業は行われていますが、タイヤチェーン装着が必要な場合はそれぞれ道路に監視員が出ていてアドバイスをしてくれます。リマーカブルとカードローナのスキー場への道路上にはチェーンの貸し出しもされるようになります。

 レンタカーなどでニュージーランドの冬に旅行する際はレンタルの申し込み時に併せてオプショナルでタイヤチェーンを追加できます。これは一日単位のレンタルでは無くてどこのレンタカー会社でもレンタル期間の間一律$25ほどで借りれるのでスキー場やミルフォードサウンドに向かうことを考えている人はかりていたほうがいいでしょう。

 クイーンズタウンやワナカのスポーツ店やガソリンスタンドではタイヤチェーンの販売も行っていますが、レンタルも約$20~$25/一日で行っています。

(クイーンズタウンにあるタイヤチェーンレンタル。ここでは$25/一日、$70/1週間)

 冬の間にニュージーランドを車で旅行されるかたは十分注意して運転して下さい。 このエントリーをはてなブックマークに追加

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