2016年6月25日土曜日

クイーンズタウンは暖冬の16年になりそう

 今年のニュージーランドは暖冬の様子です。さすがに冬を迎えて気温は低いことは低いのですが、それでも例年よりは3-4度も気温が高い毎日が続いています。クイーンズタウン周辺のスキー場は雪不足の16年になりそうです。

5月の末にNZは寒波が押し寄せ南島の多くの場所で積雪がありました。クイーンズタウンの周辺の山並みもすっかり雪化粧して4つあるスキー場はオープン前の大量積雪に大喜びしていたのですが、それ以来このニュージーランドではどこもまともな雪が降ることはなく、逆に暖かい雨が降る日が多いことになっています。これはオーストラリアの東海洋辺りの海水が非常に高い水温が続いていることによるらしいですが、おかげでそのあたりから暖かい風がNZへと降りてくることが多く(オーストラリアの東海岸では大雨が6月は続きました。)、南から上がってくる寒冷前線が今年は少なかったりしているようです。

この暖かい北風(南半球だから)がNZの冬にもたらしたのは6月にしながら例年では3月ぐらいの気温状態の日が続くようになっています。6月22日にはクライストチャーチの最高気温は22度まで上がって6月の過去最高気温になりそうでした。さすがに日の出の時間が一年で最も短い時期なので地面の温度が温まらない時期です。例年この6月は霜が降りたりして道路が凍結することが多い朝を迎えることが多いのですが、今年に限ってはそんな車のフロントガラスの霜取りに時間をかける日などほとんどありません。

おかげでどのスキー場も5月末に積もった雪だけが残っている状態でオープンすることになったため、今週の水曜日からコロネット・ピークスキー場はついに雪不足でクローズとなっています。トレブルコーンスキー場などは23日からオープン予定だったのが雪が多いところで20cmしかないためオープン自体を延期したままになっています。

16年の6月はいつもより暖かい日が続きましたが、クイーンズタウン周辺では一年で最も寒い月は7月です。昨年はエルニーニョの影響で7月にはテカポ周辺などはマイナス22度まで気温が下がった記録的な年だったのですが、今年はまずそれはなさそうですが、それでも7月、8月にニュージーランドにやってくる人は暖冬といってもさすがに寒いことは確かなので日本で2月に着るような暖かい服をお持ちください。


(6月22日にクライストチャーチの最高気温は22度まで上がる記録的な日になりました。6月に入ってもこのクライストチャーチやクイーンズタウンでも日中の気温が15度前後まで上がる日が続いています。)


(6月22日の水曜日からコロネットピークスキー場はこのWebカメラに映し出された状態の雪不足の為くクローズとなっています。明日の6月26日には寒波がやってきそうで、ある程度積雪は見込まれそうですがその後来週にはまた暖かい北風がこのスキー場のゲレンデにも雨をもたらしそうです。トレブルコーンスキー場は今年はオープンする日が7月下旬ぐらいになるかもしれません。)


(クイーンズタウンは雪不足の状態ですが、恒例のウィンター・フェスティバルが昨晩6/24から始まりました。冬休みを迎えたオーストラリアからの家族連れなどがこの町にどっとやってきています。)

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