2016年2月7日日曜日

クライストチャーチ,16年2月現在観光的復興状況

 クライストチャーチの2016年は町の再建がやっと形になって見られる年になりそうです。まだまだ観光で訪れて面白いところではないのですが、1月末から2月上旬にかけて訪れた際に目にした復興状況を紹介します。


(2011年の地震以来建物全体が地盤沈下することが見つかったアート・ギャラリーはその修復工事が終わって15年の12月19日以降再開を果たしています。)


(クライストチャーチのシンボルである大聖堂自体はまだまだ修復作業が行われるかどうか自体までも決定がされていません。12月には”建て替えと修復と補強を組み合わせて再建することは可能である”といった調査結果が出されていますがこの建物が新しくなるか、修復されるか、どちらにしろかなり時間がかかりそうです。)


(クライストチャーチで地震前の観光スポットの一つとしてアートセンターが人気ありましたが、その建物も徐々に修復作業が進行していて16年中には大部分の建物が一般にも公開ができそうです。外壁に見られた補修工事用の足場がほとんど取り外されています。後は内部の修復作業が残っている様子です。)


(アートセンターの修復作業進行状況を紹介しているパネル。これによるとアートセンターの半分ぐらいの建物は今年中に公開されそうで、最終的には2019年に全体的な修復作業完了となりそうです。)


(クライストチャーチの町の中心ははっきり言って建築現場だらけの、建築工事の騒音が響き渡る町です。特にカセドラル・スクエアから南の、コロンボストリート両サイドは大型商業ビルと裁判所や警察などのビル建築が進行中です。特にコロンボストリートの西側&ヘレフォード・ストリートの南側一角を大きく占めるBNZセンターの建築はかなり進んでいてもうすぐ中には新しい店舗も開業しそうなぐらい(サブウェイが入る予定のビル内一区画にはすでに新規オープンのポスターも張られています。)工事も終盤を迎えているようです。)


(カエドラルスクエアの南部分はコロンボストリート周辺だけ大型建築工事が進行中ですが、それ以外のカエドラルスクエアから北の部分やコロンボストリートから一つ通りを東に行けば取り壊したビルの跡地が更地となって広がっていて、今後建築工事が始まりそうな気配が全く見られない寂しい景観が広がっています。写真はカセドラル・スクエアから北の方向を撮った景観ですが、地震前はこの方向も町の目抜き通りの様相が広がる人通りの激しいところでした。高いビルも今後クラウンプラザホテルが再建されるということで、また左側には大きなコンベンションセンターが新築されることは決まっていますが、両方ともその工事さえ始まりそうにはありません。)


(クライストチャーチは地震後にストリートアートがたくさん見られる町にもなっていますが、今年もそのストリートアートの世界では名のあるアーティストの集まるフェスティバルが行われています。YMCAビルの中にて"SPECTRUM"という名で4月17日まで行われています。また町の壁面などにも新しいストリートアートの壁画などが見られるようになっています。)


(クライストチャーチのストリートアートも復興中の町の中で見られるものだけに、今後ビルが新築されていくとどんどんその壁面も見られなくなっていきます。ロイヤルシアアターの裏壁面に描かれているバレイ・ダンサーの姿も今後は見えなくなっていきます。)


(昨年からクライストチャーチの市バス発着ステーションとして新しくバス・インターチェンジが開業していますが、そこがクイーンズタウンやダニーデンなどに向かう定期長距離バスの発着所にもなっています。マウントクックやクイーンズタウンへと向かうグレイトサイツのバス、ダニーデンやピクトンへと向かうインターシティーバス、そしてアトミック・シャトルのバスもこのBus Interchangeが発着場所になってます。)
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