日本とニュージーランドを結ぶ直行便は成田発着のニュージーランド航空だけに(15年の7月の段階では)なっていて、関東圏内以外の人にはなかなかニュージーランドは行きたくても行けないところにずーっとなっていると思われます。そこで関西空港や中部国際空港、そして福岡空港を利用した方が楽と思われる方々にキャセイパシフィック航空を使ってニュージーランドにやって来ることも考えることをお勧めします。
キャセイパシフィック航空を使ってニュージーランドへ関西空港、中部国際航空、そして福岡空港からやって来たほうが良いその理由をいくつか実例を挙げて、そしてスカイスキャナーで実際検索したその料金などをニュージーランド航空の成田経由でやってくる時と比較してみます。
まずキャセイパシフィック航空は関空、名古屋、福岡と香港を毎日複数往復する便を就航しています。また香港とニュージーランドのオークランドを結ぶ便も基本的に年間通して一日2便が就航されていて、この組み合わせが数多くなるだけNZ航空を利用するより利便性の高い便を選ぶことができるようになります。またその料金もNZ航空より安いか、ほぼ同じ額となります。
キャセイパシフィック航空を使ってなるべく安く、なるべく楽に、そして短期間でNZの南島を主な周遊先とする航空券を検索するときの条件というのを以下のように考えました。
・日本出発時間がAM10時~AM11時台以降発(これより早いと空港へと行くにも空港から離れてる場合はかなり自宅を早朝出発しなければならないから)
・オークランドまで乗り継ぎは香港でのみの1回だけ(2回以上の乗り継ぎだと価格が安くなるかもしれないけど時間もかかり、面倒なことが増えるだけと思われるので)
・片道の時間がなるべく短い=キャセイパシフィック利用では最短16時間半はかかるけど格安で便利な乗り継ぎパターンを選べば片道乗り継ぎ時間も含めて20時間ほどはかかる。しかし香港でのストップオーバー(1泊)をしない便を選ぶ。
・帰路のオークランド発をPM23:50発の便を選ぶ。この深夜オークランド発を選ぶとその日の午前中まで南島のクイーンズタウンやテカポ、マウントクックで遊んでいることができる。またキャセイパシフィックの場合はこの深夜便は年間通して毎日就航している定期便となっているけど、NZ航空は昨年から深夜発の便を11月(今年は12/3~)から3月までの間だけ就航しています。しかし週3便だけです。
・そして香港から日本へと到着する時刻も午前中もしくはせめて夕方までには到着する便を選んでいます。(PM19時から21時台に到着する便もあって、そのほうが格安になるけどこれまた空港から家路につく場合深夜にならないような便を選んでいます。)
以上の条件に適って、年間通してその席が確保できそうな組み合わせは
関空発着の場合 (往復料金9万~14万円台)
KIX AM10:00もしくはAM11:00発/香港経由/オークランドAM10:00+1(AM09:55+1)着(所要19~20時間)
オークランド PM23:50発/香港経由/KIX PM12:15着+1(所要16時間半)
中部空港発着の場合 (往復料金10万~15万円台)
NGO PM16:05発/香港経由/オークランド PM13:05+1(所要17時間)
オークランド PM23:50発/香港経由/NGO PM15:30+1(所要19時間40分)
福岡空港発着の場合 (往復料金9万~15万円台)
FUk PM16:15/香港経由/オークランド PM13:05+1(所要16時間50分)
オークランド PM23:50発/香港経由/FUK PM15:15+1(所要19時間25分)
これを成田発着のNZ航空利用と比べてみると
・まず価格は大阪(関空又は伊丹発着)、中部、福岡発着で最低でも14万円台からです。
・片道の所要時間はさすがに成田から直行なので最低13~14時間の所要時間となるけど、多くの格安チケットとなると羽田空港を利用しなければならなくなるので羽田/成田間をリムジンバス利用などで移動しなければならない。
・そして帰路関空、中部、福岡空港に到着がPM19時以降になるのが普通です。もしくは成田で1泊必要なパターンもあります。
以上のような関西、名古屋、九州からNZへとキャセイパシフィック航空を利用して個人旅行でやってきたときのお勧めで、人気観光地を含めたNZ周遊パターンもここに紹介しておきます。
まずは日本出発から帰国まで8日間パターン
1日目;日本出発/香港経由
2日目;オークランド着/オークランド市内観光/オークランド泊
3日目;オークランドから日帰り観光(カウリの森見学、ワイトモ洞窟+ロトルア観光、ワイヘキ島もしくはティリティリマタンギ島訪問)オークランド泊
4日目;オークランドからクイーンズタウンへと移動/クイーンズタウン観光/クイーンズタウン泊
5日目;ミルフォードサウンド日帰り観光、クイーンズタウン泊
6日目;クイーンズタウン発マウントクック経由テカポへ移動。テカポ泊
7日目;テカポ発クライストチャーチ空港からオークランド空港へと移動して、深夜オークランド発
8日目;香港経由日本帰着
このパターンがNZの大自然を満喫できるある程度ゆったりコースですが、これをさらに短縮する弾丸コースとして、
2日目にオークランド到着後クライストチャーチまで国内線を乗り継いで移動、そしてその後クライストチャーチ空港からテカポまでNZブリーズの送迎サービスを使って移動してテカポ泊として、その後3日目にマウントクック経由でクイーンズタウンまで移動、4日目にミルフォードサウンド日帰り観光、5日目にクイーンズタウンからオークランド空港まで移動して、その深夜にオークランド発、香港経由で6日目には日本へと帰着するパターンも可能ではあります。
このお勧め8日間コースと弾丸6日間コースはそれぞれ国際線航空券に加えてNZ国内線航空券を購入しなければならないのですが、これはスカイスキャナーでも可能ですが、NZ航空のサイトからでも手配&購入が可能です。この費用はキャセイパシフィック航空のチケットに加えることになるのですが、NZ航空利用の場合も日本/オークランドまでの往復チケット代にオークランド/クイーンズタウンまでの往復を加えたら3万円は加算されることになるのでさほどチケット総額費用は変わらないことになるでしょう。

(NZ行きの航空券を最低価格(すべて諸税込価格、併せてその時に空席があるチケット)で検索可能なスカイスキャナー)

(オークランド空港のキャセイパシフィック航空機)

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