このフッカーバレーを歩いた日は快晴に恵まれた8月12日のことです。山の麓までしっかり雪が積もった午後から歩き始めてます。およそ10cmぐらいは積もったでしょう。この日は快晴に恵まれていますが、こんな日は長くは続かず、翌日の13日にはこのマウントクックは再び雲で覆われ、雪が降る日になって、フッカーバレーの奥のほうは吹雪となっていました。だからこんな日に楽しみながら歩けるのは珍しいと思います。また、8月下旬ぐらいからはこの麓の雪も解けてなくなって行くでしょう。9月中旬には雪の無いトラックを歩くことができると思います。
(フッカーバレートラックの出発点はマウントクックキャンプ場。冬の間はこのキャンプ場も利用できません。だから水道も止められ、トイレも簡易トイレが一つだけです。)
(キャンプ場から15分ほど歩くとミューラー氷河湖の見晴らし台。どこを見回しても白銀の世界です。)
(吊り橋を一つ渡った後から2番目に出てくる吊り橋までの経路が新しいトラックに変わっています。それまでじゃりじゃりの歩くと足を取られるれ歩く難いモレーンの谷間の道からほぼ平らなモレーンの上を歩くようになっています。すでに多くの人が歩いているので雪が積もった中でもその道のりはしっかりと分かります。)
(この日は快晴にも恵まれたので結構ここを歩いているバックパッカー系の若い子らが見られました。雪を見ることがめったにない国からやってきている子らにとっては特にこの風景はワンダーランドになるでしょう。)
(フッカーバレー第2のつり橋。橋の上にもたくさん雪が乗っていますが、この日は雪が積もった後ということもあって凍り付いていることもなく、また溶けてびちゃびちゃになってることのないトラックを歩けました。)
(第二の釣り橋を渡るとそれまで山陰に隠れていたマウントクックが正面にドーンと出てきますが、ここに新しい見晴らし場ができています。大きなテーブルが設置されてますが、シーズん中はここは日本人の半日トレッキングツアー参加者で埋め尽くされることになるでしょう。)
(第二のつり橋を渡った後のフッカー川の河原沿いの道も整備されて、木道になっています。それまではこの辺りは大きな岩の上を飛び移るように歩いていかなければならず、少し危ないところだったのですが、また雨の後はすぐに水があふれるところだったのもこの木道の上を歩けるようになってその心配もなくなるようです。少し残念のがこれにより河原には誰も近づくことがなくなりそうです。)
(フッカーバレートラックの後半はほとんどボードウォークの上と広めの固められたトラックを歩くことになりますが、晴れている日はこの辺りはマウントクックを正面に見ながら歩けるでしょう。しかし風が強い日は目もあけられないほどの突風が吹き抜けるところです。そんな日は引き返すほうが良いでしょう。)
(フッカー氷河湖も冬の間は凍り付いています。氷河から崩れて流れてきた氷山も湖面が凍っているため動けず、とどまっている姿がまた幻想的でもありました。)
