2012年10月5日金曜日

マウントクック、テカポで見られた素敵な景色

 10月に入ってからあまり良い天気が続かないニュージーランドになっていますが、春の嵐が日替わりで通り過ぎるような天気と気温の変化が著しい毎日が続いています。この悪い天気の合間を縫うように訪れる快晴の日のマウントクックやテカポなどは今の時期素晴らしい景色に遭遇することがあります。

マウントクックはニュージーランドの最高峰の山ですが、その山並みは海岸線にそそり立つと言ってもぐらいなので多くの日は山に雲がかかるか、山全体が見られない雨が降っている日が多く、またその山からの吹き降ろしの風も吹き荒れることが良くあるのですが、たまに風も無く、マウントクックの姿もすっきり見張らせる日があります。こんな日は一年の中でも30-40%ぐらいの確率とよく言われています。

またマウントクックからは車だと1時間ぐらい内陸に入ったテカポは逆に快晴率が高い場所として知られ、そのため天体観測所もある小さな村ですが、そこにあるテカポ湖はミルキーブルーとも言われたりする氷河から流れ来る水をたたえた素敵な湖があり、その景観はとても素晴らしいのですが、私が訪れるときがたまたまかも知れませんが曇り勝ちの天気だったり、風があったりしてこの半年の間ではその湖の姿がきれいにミルキーブルーで光り輝くような風景を見ていませんでした。それが昨日ここを訪れた際に見られたテカポ湖の姿は久しぶりに最上のものでした。風も無く、鮮やかにミルキーブルーに光り輝く湖面にまだ雪の残る山並みが映りとても素敵な風景でした。以下の写真の風景はどれも一年の中でも常に見られるものでは無いことを覚えておいてください。

これから11月ぐらいまでは春の変わりやすい天気がクイーンズタウン、ミルフォードサウンド、そしてマウントクックやテカポにも影響して見られる日が続きます。また春特有の西風が強い日も多くなるため湖の湖面が静かにたたずんでいるのは少なくなります。


(9月28日pm18:00 夕暮れ近くのマウントクックとプカキ湖。左端奥の山がマウントクック)


(9月28日pm18:15 上の写真と同じく国道88号線沿いから眺めたプカキ湖畔。このプカキ湖はマウントクックよりの北側よりこの写真の南側のほうだけ風が吹きつかず、このように鏡のような湖面をたまに見せます。ただこの時期だけ遠くの山肌には雪が残っていますが、11月ぐらいになるとその雪化粧も見られなくなります。左上には満月に2日前の月が昇ってきているのも写っています。)


(10月4日PM16:15 マウントジョンから見られたテカポ湖。この日は快晴の空の色と湖の湖面の色が区別つかないほど湖面の青色が鮮やかでした。)


(10月4日PM18:15 国道8号線沿いから見られたプカキ湖とマウントクック。この時間を境に西からどんどん天気は崩れていきます。私がこの日クイーンズタウンに着いたときから今日の10月5日は冷たい雨と風が吹き荒れる春の嵐になっています。)

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