2011年11月10日木曜日

ダニーデン/クイーンズタウン間の移動手段

 11月に入りニュージーランドはこれから本格的に観光シーズンになり、海外からの旅行者が増えていきます。日本からの観光ツアー客も例年11月から主な観光地ではどんどん見られるようになって行きます。

 今年は2月の地震の影響で復興などはまだまだ4-5年は掛かると思われているクライストチャーチがニュージーランドの中の観光地としては訪れるようなところではなくなってしまっているので日本からの観光ツアーはそのクライストチャーチを飛ばして周遊するツアーが出回るようになっていますが、ここで改めてクライストチャーチのような都市で、歴史的な建造物や素敵な教会があり、少し郊外に行けば自然のアルバトロスやペンギン、そしてアザラシなどが間近に見ることが出来るダニーデンに訪れるツアーが注目されています。

 ニュージーランドの南島では2番目に人口の多いダニーデン(12万人ほど)を訪れるにはオークランドから国内線飛行機でダニーデン空港に入るかバス又は列車で入ることが出来ます。しかし日本からの観光ツアーでダニーデンを訪れるコースが少なかったのは他の見所的観光地であるクライストチャーチーテカポーマウントクックークイーンズタウンーミルフォードサウンドという王道観光路線から離れた町で、またその王道路線からのバスなどの交通手段が無かった為です。今でもクイーンズタウンとダニーデンを直接結ぶ国内線飛行機路線はありません。またテカポもしくはマウントクックとダニーデンを結ぶ定期バス路線もありません。だから周遊観光を好む日本人には少し訪れにくい町でありました。

 そこでクライストチャーチが観光の町ではなくなってしまった今年はこのダニーデンとクイーンズタウンを結ぶ路線が人気でそうです。この2つの町の間を移動する手段としてはインターシティーバスか観光列車であるタイエリ峡谷鉄道を経由する地上移動が一般的です。

 インターシティバスがダニーデン/クイーンズタウン間を一日1往復の定期バスとして運行がされていますが、ニュージーランドに数日間の周遊旅行で訪れる場合はこの区間を観光列車であるタイエリ峡谷鉄道を利用するのがお勧めです。このタイエリ峡谷鉄道は夏の観光シーズンに入るとダニーデンの駅から通常1日に午前と午後の2回の運行がされています。その午後便に乗るとダニーデン出発後終着駅であるPukerangi駅から接続バスがクイーンズタウンまでリンクされて運行されています。

 クイーンズタウンを拠点とするニュージーランド・ブリーズの送迎サービスではこのタイエリ峡谷鉄道に併せた送迎サービスを行っており、ダニーデンを午後出発する列車に併せての送迎サービスはもちろんのこと、午前中にダニーデンを出発する列車に併せた送迎も可能で、またそのPukerangi駅からクイーンズタウンへ訪れる途中にクイーンズタウン郊外のワイナリーやアロータウンなどの観光地を訪れる観光送迎も行っています。またダニーデンの次にミルフォードサウンドへ行きたい方にはタイエリ峡谷鉄道乗車後Pukerangi駅からミルフォードサウンドへの玄関口の町であるテ・アナウへ向かう送迎サービスも行っています。この送迎サービスに興味ある方はNZ BREEZEのホームページ(http://www.nzbreeze.co.nz/contents/sogei%20service/sogei%20service08.htm)を覗いて見て下さい。

(11月9日PM16:45 プケランギ駅を出発していくタイエリ峡谷鉄道の列車)

 
(タイエリ峡谷鉄道の車内。オンラインでこの列車の乗車予約をするとこのようななかなかアンテイック調な座席車両に乗る事になります。)

http://www.taieri.co.nz/images/TGR-webbrochure-2011-12.pdf
(タイエリ峡谷鉄道の12年度版パンフレットのPDFファイル)


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