2011年11月6日日曜日

ニュージーランドの春の天気は予測不可能!?

 ニュージーランドでは11月といえば春も終盤、夏を迎える直前の月なのですが、その11月入った第1週目にニュージーランドでは雪が積もりました。特にクイーンズタウン周辺からミルフォードサウンド辺りまでは真冬を思わせる雪景色が見られる週末となりました。

 11月4日の朝からニュージーランド南島南西部は南極から直接吹き上げてくるようなとても冷たい寒気を伴った寒冷前線がやってきて真冬並みの気温に下がり、雪が平野部分まで積もる日になりました。この4日(金曜日)はクイーンズタウンでは終日雪が降りしきり、最高気温も8度までしか上がらないとてもとても寒い日になりました。

 この寒波は次の日の11月5日まで続き、最低気温も氷点下をわずかに切るほどの寒い日となりました。しかしこれが春の天気で、前線が通過した後はすぐさま、気温が上がり、雪もあっという間に消えてなくなり、春の日差しが戻りました。そして今度は北風が入り込む明日には気温が24度まで上がるというこちらでは真夏並みの気温が予想されています。これは何も異常気象ではなく’一日の中で四季がある’とよく言われるように一日の中で気温差が15度ぐらいはあるという典型的なニュージーランド気象状況であり、またこれが春のきまぐれ天気の最も顕著な様子です。本当に予測不可能な天気が春には良く見られるところです。

 今年は10月にもこのような2ー3日の間にものすごく気温の変化が上下した日がありました。10月18日には最高気温が7.8度までしか上がらず早朝には霜がびっしり降りた日があったと思えばその2日後から4日間ぐらいは夏のような陽気になって最高気温が18℃を超え、日差しもとても強く感じる日が続きました。これらはちゃんと天気予報で前日などには言われているのですが、あまりに変化が激しすぎて体調や服装などが付いていけない状態に陥ります。

 これからニュージーランドにやってこようと計画している人はとりあえず寒いのは耐えられないと思うのでこちらが春、又は夏といっても冬服の一枚は必ず持ってくるようにしたほうが良いでしょう。

(11月6日 ミルフォードサウンドへの道のりで最も標高の高い部分であるホーマートンネル辺り(標高800~945mほど)は真冬に見られるような雪化粧になりました。)

(11月6日 ミルフォードサウンドは海抜0mなのでこの辺りまでは積雪は無かったけど雨が降りしきり、まして11月5日から2日間連続でもやのような雲で覆われマイターピークなどの姿は全く見られませんでした。けれどこの春の時期はフィヨルドランド・クレステッド・ペンギンやボトルノーズ・ドルフィンなども遊覧クルーズでは出会う確率の高い季節になります。)
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