2011年2月26日土曜日

クライストチャーチを通過する旅行の勧め


(2月26日 PM12:00 多くの観光客で賑わういつも通りのクイーンズタウン)

 2月22日に起こった地震によりクライストチャーチはこの後2-3ヶ月は観光では立ち寄れない町になりそうです。町の中のホテルはグランドチャンセラーがビル自体倒壊しそうなほどになっているのをはじめ多くは立替え、及び改装、補強工事が余儀なくされそうです。崩壊した大聖堂をはじめとした石造りの歴史的建造物は再築されるのもありますが、半分以上は崩されるようです。

 今回の地震被害は主にクライストチャーチから太平洋側=東側に多く見られて、市内から少し離れると被害が少なくすでに日常生活が復興し始めています。市内から北西に離れた飛行場は震災を免れ地震の起きた日から2日後には国際線もスケジュール通り飛び始めています。

 このニュージーランドに3月、4月そしてゴールデンウィークに旅行を考えていた人はこのクライストチャーチを外してニュージーランド観光をすることを勧めます。地震による被災があったクライストチャーチ以外ニュージーランドの南島の観光地はどこも通常通りの営みが行われています。マウントクックやミルフォードサウンドやクイーンズタウンといったNZ南島主要観光地はどこも地震の影響なく多くの観光客が今日も見られています。

 日本からニュージーランドへの観光旅行を計画する際国際線の離発着するオークランドとこのクライストチャーチを日程の中に含めざる終えないことが多いのですが、上記のようにクライストチャーチの飛行場は通常通りのフライトがすでに行われているのでこのクライストチャーチ空港を経由地にしたり、またクライストチャーチ空港に降り立った後その足で市内には立ち寄らずマウントクックやテカポへと車で向かうことも可能です。その逆にマウントクックやテカポを午前中に車で出発した後、クライストチャーチの空港まで直接行きそこから国内線飛行機でオークランドへとその日の夜までにはたどり着けることも可能です。

 クライストチャーチ空港周辺のホテルなどもこの2-3ヶ月は予約などが取れないことになりそうです。だからいっそクライストチャーチを通過する、もしくは全く経由もしない行程を計画されたほうが良いでしょう。クイーンズタウンはオークランドからの直行便国内線飛行機がたくさん出ています。またクライストチャーチに良く似て歴史的建造物も多く、町から少し離れたところではペンギンやアルバトロスなどを見れることで観光客にも人気の高いダニーデンも国内線を乗り継げばオークランドまでの飛行機はたくさん飛んでいます。

 クライストチャーチが観光地としては当分立ち寄れないようになってもニュージーランド自体の観光はまだまだ十分楽しめるところです。

http://www.nzbreeze.co.nz/contents/model%20route/nz%20model%20route.htm
ニュージーランドの南島を観光で周遊する為のモデルルートを紹介したニュージーランドブリーズのページこのエントリーをはてなブックマークに追加

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