2011年1月12日水曜日

テアナウの公共有料トイレ

 もしかしたらニュージーランドでは初になるかも?お金を支払う必要のある有料公衆トイレがテアナウに出来ています。

 12月の末にテアナウの湖畔にきれいに建て直された公共トイレが私は今だかつてニュージーランド国内では見たことの無い有料となっています。トイレの入り口に人がいるのはダニーデンなどで使ったことがあるのですが、この小さな、あまり変化の無い町のテアナウなどに有料トイレが出来るなどとは少しビックリです。

 有料ということですが、使用料金は$1ドル。朝の9:00AMから夜の19:00PMまでは入り口に人がいて、地下鉄の改札みたいなトールゲートが設置されています。中のトイレ自体は出来立てということも有りとてもきれいです。またここには有料温水シャワーもあります。

 このテアナウという町は人口2000人弱の町ですが、ミルフォードサウンドやダウトフルサウンド、そしてミルフォードトラックなどの観光地、トレッキングルートへの玄関口の町として夏のシーズン中は毎日30-40台ものバスを含めた観光客がたくさん訪れては通り過ぎて行きます。その観光客がこの町で休憩する際使用する公衆トイレはこれまで同じ場所の湖畔にあったのですが、老朽化して立替えを考えた際このトイレの管理費用はそれまで町の住民の税金から支払われていたのをこのトイレを断然使用する回数の多い住民以外のトイレ使用者に負担してもらうUSER-PAY方式が採用されたようです。この考えは確かにうなずけることですが、ニュージーランド人のこの町にやってくる行楽客やバックパッカー系の旅行者に受け入れられる考えか?????と思います。

 このUSER-PAYトイレという有料トイレは今後2年間の間にモスバーン(人口500人ぐらい)、ガーストン(人口50人ぐらい)というこの町のことを知っている人にはきっとビックリする場所に設置される予定ということです。このテアナウを含めた行政地区であるサウスランドというところは時々このような税金の無駄使いのように思えるものを始めたり、建てたりします。

 実はこのテアナウには他の場所に無料の公衆トイレもあるのです。それがまたちょっと問題で、以前は町の目抜き通りの真ん中にきれいなトイレがあったのですが、何時の間にかそれが取り除かれ今現在は一般のお店の中にあるトイレが公共トイレとされています。

 この町の中心にあるカフェとお土産物屋を兼ねた大きなお店のなかには2箇所も男女別々のトイレがあるのですが、このお店の中にあることからそのお店で何か買うとか食べることなくトイレだけ使う為にお店に入ることは少し抵抗があると思うのは私だけじゃないと思います。

 もしテアナウに来ることがあればこの二つの公共トイレを覗いてみてください。


(テアナウに新しく出来た有料トイレ。実はこの隣のPOP-INNカフェの中にもトイレはあります。(無料))

(9:00AMから19:00PM以外は係員がいなくなり建物の扉は閉ざされ有料トイレは使用できなくなります。しかしその扉の横に時間外用無料トイレが2つあります。)

(テアナウの町の中心にあるKiwiCountryというお店の中のトイレが公共トイレとなっています。このお店はグレイトサイツや日本の観光ツアーバスが休憩するところでもあります。)

(町の中には公共トイレの場所を示す道路標識がたくさんあるのだけどいざその方向へ向かってもトイレらしいものは見当たらず誰もお店の中にあるとは思わないと思うのだけど。。。またこの標識にもご丁寧にKiwiCountry、BoulevardCafeの中にトイレがあるということは書いてくれているけどこの標識をそこまでじっくり見る人はいるでしょうか?またこのお店の看板も非常に目立たないので無料公共トイレを見つけられない人のほうが多い気がします。) このエントリーをはてなブックマークに追加

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