2016年12月4日日曜日

キーサミットで見られたNZの花と絶景

 ミルフォードサウンドまでの道のりにあって、3時間ほどで上り下りすることができる半日トレッキングルートのキーサミットに12月2日に行ってきました。その目的は主にNZ原生の高原の花が咲き始めるころだったのでそれを探しに行ったのですが、快晴にも恵まれ快適な景色も楽しめる日になりました。

 ルートバーントラックをディバイドから歩きはじめると最初のハイライトがこのキーサミットで、ここにはミルフォードサウンドに日帰りで観光に出かける人たちが途中で、立ち寄って歩いているウォーキング・トラックとしても人気が高いところです。この日もたくさんのDayウォーカーと出会いました。

 そんなDayウォーカーの人たちはとにかくサミットを目指して足早に歩いていくのですが、私は道端の足元で、しかもとても小さく咲いている花を探しながら歩いて行きます。おかげでお目当ての花はたくさん見つけることができました。以下に挙げる花は12月2日に見つけましたが、これから12月から1月上旬ぐらいまではよく目立つマウンテンデイジーもたくさん道端に咲くことになります。


 (グリーンフード・オーキッド;緑の頭巾をかぶったような花を咲かせるラン。同じ色合いの苔やシダなどの生い茂る道端に咲いているので見つけにくいかもしれないけど、一度見つけると目に留まることになるでしょう。)


 (Greenhood Orchidはよく一か所に群生しています。キーサミットへの道端にも群生ヶ所が数か所あります。日影で、湿った場所に見つけることができるでしょう。)


(サウスアイランド・マウンテンフォックスグローブ;キーサミットへの道端には1箇所だけこの花が群生しているところがあります。緑のコケや草が生い茂る山肌に突然このクリーム色の可愛らしい花が咲いているので見つけやすいと思いますが、この日のこの花はまだ咲きはじめ。写真でもわかるかもしれませんがつぼみの部分がほとんどだったこの日もあと数日でそのつぼみが開いて、一つの茎からいくつかの花が輪を描くように咲く姿が見られるようになります。)


(エバー・ラスティング・デイジー;この小さな花はNZの原生の森や岩山の日当りのいい瓦礫斜面にもたくさん見られます。日が当たると花びらを開かせ、日が陰ったり、朝方、夕方は花びらを閉ざすのを永遠と思えるぐらい繰り返していつまでも咲いているように思えるような花なので、このキーサミットへの道端にも2月ぐらいまでは見つけることができるでしょう。また日当りのいいところはたくさん群生しています。)


(マウンテン・アニス;セリ科のこの花はキーサミットへの道端では今月下旬ぐらいまでこの花を見つけることができます。小さな白い花がまとまって咲いています。)


(ツリー・デイジー;キク科の植物が木質化したのがNZの高原地帯に見られますが、キーサミットにはツリーデイジーが花を咲かせています。花の姿を見たらデイジーというのが分かると思いますが、木質化しているので身の丈と同じぐらいの目線の位置に咲いているから簡単に見つけることができるでしょう。)


(ホワイトフィンガーズ・オーキッド;キーサミットにはこの小さなクリーム色の花を探しに行ったようなものだったのですが、まだ時期的に早いかな?と思っていたのですが、たくさん咲いているのを見つけることができました。)


(このランはとても小さいので、写真を撮るにも道端で這いつくばるように撮ってます。道行く人には何を屈んでまでまで写真を撮っているものか?と不思議がられると思います。ましてこの花が咲いている場所が視界も広がって多くの人が道端ではなくて周りの遠景を写真で撮っているようなところです。このキーサミットへの道のりではこのラン以外の別のランの花もまだ見つけることが12月一杯ぐらいまではできるでしょう。)


(キーサミットはこの12月2日は本当に気持ちよく晴れ上がり、11月は雨の日が多くて周りの高い山肌には雪がたんまり残っている姿が見晴らせて爽快な日となりました。)


(キーサミットからのパノラマ風景。こんな日にこんな景色を見晴らしながらのランチは最高です。)

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