2015年9月4日金曜日

ミルフォードサウンドのお勧めネイチャークルーズ

 NZの代表的景勝地&観光地のミルフォードサウンドに訪れたら誰もが乗船する遊覧クルーズにお勧めのクルーズがあります。サザンディスカバリー社が毎日就航しているエンカウンター・ネイチャークルーズ。この遊覧クルーズに先日乗ってきました。

ミルフォードサウンドでは一年を通してその氷河によって削り取られた入り江の姿を遊覧船に乗って観光が行える遊覧クルーズが行われています。この遊覧クルーズの航路はどこも同じですが、その船の大きさ(乗船可能の人数が違う)や遊覧所要時間や出航時間、船内サービスに違いを出して4~5社の会社が遊覧クルーズを催行しています。このうちサザンディスカバリー社とリアルジャーニー社の2社が大手の会社で日本からのパッケージツアーもこの2社の遊覧クルーズを利用しています。

このサザンディスカバリーが行うミルフォードサウンドでの遊覧クルーズは所要時間の長さや船内サービスの違いでシーニッククルーズやディスカバリーモアー・クルーズという名前のクルーズがありますが、今日紹介するのはエンカウンター・ネイチャークルーズ(Encounter Nature Cruise)という名前の遊覧クルーズです。ミルフォードサウンドの入り江の遊覧時間は2時間15分,小型ボートを使用して行われ、冬の間は一日2回の出航、夏は3回に増便され一年中催行されています。

このサザンディスカバリー社のエンカウンター・ネイチャークルーズは他社と違う点での面白いところは小型ボートだからより一層見どころのところではその見どころに近づくことができることと、他社ではやっていない点として船内でレインコートを借りられて、それを着て大きな滝からの水しぶきを体全体で浴びれること、そしてスタッフが大きな滝から流れ落ちる水の下にグラスを差し伸べ、その天然水を飲ましてもらうこともできます。

ミルフォードサウンドでの遊覧クルーズのハイライトとして大きな滝の下へとその遊覧船の舳をすぐ真下まで近づけたり、ミルフォードサウンドの入り江に生息するオットセイやイルカなどが見つかると船で近寄ってくれたりしますが、この小型船使用のエンカウンター・ネイチャークルーズはより一層そのハイライトを近くに、そして他のクルーズより時間をかけて見ることができます。先日この船に乗った理由はこの冬から春先にかけてミルフォードサウンドに産卵と子育てのためにやってくるフィヨルドランド・クレステッドペンギンがより一層間近に見れるかもしれないと思って乗船してみたのですが、残念ながらその日はペンギンは姿を現してくれませんでしたが、船長さんはこの日もペンギンが出てきそうな所へ数回立ち寄ってくれていました。

ミルフォードサウンドで行われている他の遊覧クルーズもこのハイライトでは同じように行われているのですが、エンカウンターネイチャー・クルーズは小型船使用というのと2時間15分という長めの時間を最大限活用したクルーズです。但し、日本の観光客にあまり受け入れられないところは船内解説が英語ガイドだけということ、2時間15分というのが1時間40分ほどのシーニッククルーズに比べて長すぎると感じるみたいです。また大型船で使用のシーニッククルーズでも滝の近くまで船が近づいて行ったらしっかりその滝の水しぶきは浴びれるし、海洋動物も船上からしっかり見ることができるのでわざわざ小型船に乗る必要はないと思われているようです。また広い甲板デッキ、広い船内での大型船遊覧クルーズは小型船に乗っているよりより高価で、優越感が味わえるように思われているようで、その船内でしっかりと座席についてランチも落ち着いて食べれることも小型船使用のネイチャー・クルーズでは日本、アジアからの観光客には受け入れられていない利用になっているように思えます。

このエンカウンター・ネイチャークルーズもさすがに日中のPM1時(冬季はPM12:45)に出航するクルーズは船内も乗船客があふれますが、午前中もしくは午後遅い出航のクルーズは乗客も少なめなのでより一層雄大な景観をゆったりと観光できると思われます。テアナウからレンタカー利用でミルフォードサウンドを一日観光、もしくはクイーンズタウンからレンタカーで出発して午後のエンカウンターネイチャークルーズに乗船後ミルフォードサウンドもしくはテアナウで一泊される一日が人混みを避けたい方、観光乗り合いバスは嫌な方へのお勧めのミルフォードサウンドへの観光スケジュールです。


サザンディスカバリー社のエンカウンターネイチャークルーズはこの船が一年中使用されています。9月2日のAM9:45出航のこの船に乗ってミルフォードサウンドの遊覧クルーズを楽しんできました。)


(2時間15分のエンカウンターネイチャークルーズではハンドマイクを持った専門ネイチャーガイドが英語ですけどミルフォードサウンドの大自然の様々な話題を解説してくれます。)


(小型船ですが1階の舳、そして2階は大部分のところで船外のデッキに出て周りの景色を見晴らすことができます。もちろん船内ではテーブル席もあり、船内からも大きなガラス窓越しに外の景色を見ることができます。)


(ミルフォードサウンドの切り立った岩壁のほぼ真下、そしてより一層壁際をこの小型船は進んでいきます。そしてクルーズ時間が長めのため船の速度もよっくりとしたものだからより一層周りの景色をじっくり観察できます。)


(このクルーズでは大きな滝の真下に船の舳を近づけていくことを2回行います。(大型船では普通一回だけ)そしてこの滝の水をグラスに汲んで飲ましてもらうこともやってます。赤いレインコートは船内で無料貸出しが行われてます。)


(ミルフォードサウンドで見られる海洋動物も小型船の時間が長めのクルーズならではより間近に、そしてじっくり時間をかけてみることができます。この写真のオットセイの姿も大型船からでは望遠が必要ですが、このクルーズではすぐ間近で見ることができます。)


(ミルフォードサウンドの遊覧クルーズのハイライトの一つ、スターリングの滝の麓まで近づいて行ったらレインコートを着て全身でその滝の水を浴びてみて下さい。)
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