2015年8月11日火曜日

ミルフォードサウンドへの道のり、8月の雪の後

 ミルフォードサウンドへの道のりは積雪の後で快晴の日はいつもに増して壮大なものになります。その雪が降り積もって道路閉鎖が続いた後の快晴に恵まれた8月10日にミルフォードサウンドへと行ってきました。

 今年は8月に入ってもNZはかなり寒くて、寒波や積雪のある日が続いていますが、ミルフォードサウンドへの道のりも8月に入ってからも毎週のように1-2日は道路閉鎖の日があることが続いています。先週も7日と8日が標高の高い所での積雪と雪崩の可能性が高まったため道路閉鎖がされました。

 しかし、この雪が積もった後にミルフォードサウンドへの国道を通ると、どこもかも素晴らしい景観を楽しみながらのドライブとなります。周りはすっかり雪化粧した氷河谷がいつもに増して光り輝いて迫りくる姿でずーっと続く中を通り抜けることができます。道路はしっかりと除雪作業と日影のところはさすがに凍り付いているような感じですが、滑り止め用の砂利がしっかり撒かれているので安心して車も走らせることができます。

 そして何よりもうれしいのがこの真冬の時期は観光客があまり訪れない景勝地となって、カメラを構える見どころスポットにもあまりツアー客に巡り合うことも無く静かで、贅沢な時間を過ごすことができます。

 
(8月10日のミルフォードサウンドへの道のり途中エグリントンバレーフラット。快晴に恵まれたこの日は朝方霜がかなり降りていました。)


(8/10ミルフォードサウンドへの道のり途中、ミラーレイク。この日の鏡の湖はまさに鏡の状態に正面の雪化粧した山並みをきれいに映し出していました。この雪化粧した山並みがみられるのは冬から春の時期だけです。対岸の河原はしっかりと霜が解けずに残っているのが分かります。ここの遊歩道は原生林の森の中なので夏でも一日中日が当たらず、特にこの時期の朝方はとてもとても寒い所です。)


(8/10ミルフォードサウンドへの道のり、ポップス・ルックアウト。正面に見られる雪山はマウントクロスカット。ここは標高500mほどのところですが、先週末にはこの標高まで雪が降り積もったようです。ここの見晴らし台にこれほど雪が残っているのはめったに見ることはありません。)


(8/10ミルフォードサウンドへの道のり、モンキークリーク。この辺りから積雪も多くなる標高が高まるところですが、すでにしっかりと道路上は除雪作業が行われた後で日中日の当たるところは乾燥路面です。その除雪された雪がこのカメラストップの駐車場には盛り上げられています。
ここからの周りの景観は素晴らしいものになっています。)


(モンキークリーク辺りは標高も高まり(700mほど)氷河谷の谷底なので冬の時期は風があまり吹き抜けることなく乾季がこの谷底に漂っています。日中でも氷点下の状態が続くところですが、川の中から出ている木の枝の先は樹氷が解けないまま残っていました。)


(8/10ミルフォードサウンドへの道のり、ホーマートンネル入り口。モンキークリークを通り過ぎた後から冬季は雪崩の可能性を考慮して道路わきには車が停められない駐停車禁止区間がホーマートンネル(標高945m)まで、そしてトンネルを抜けた後も7kmほど下ったところまで続きます。だから車窓からの景観を眺めることになりますが、こんな快晴の日は素晴らしい、壮大な景観を見ながら通り抜けれます。しかしここは雪崩も多いところなのですが、今年はまだこのトンネル周辺には大きな雪崩が起こっていなかったようです。雪崩が起こっていたらこのトンネル入口付近の除雪された雪は3mぐらいまで盛り上げられ雪の壁が出現することもあります。)


(8/10ミルフォードサウンドの船着場。ホーマートンネルを抜けた後は海抜0mのミルフォードサウンドまで降りてきます。ここまで来ると雪も全く積もっていないところになるのですが、マイターピークを含め山並みはきれいに雪化粧した姿が見られます。それにしてもこの日はとても静かな日となりました。ミルフォードサウンドの遊覧クルーズもこの13時出航のクルーズが一日の中で最も乗客が多い時間帯ですが、8月10日のこの日は乗客数も少なかったようです。駐車場もガラガラだったので、空いているところを探し回ることなく好きなところに停車することができ、静かなひと時を楽しめました。)

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